りえるの日記

2008年02月09日(土) 生きている証

「ラスト・コーション」を見た
アン・リー監督
1942年、日本占領下の上海。
抗日運動に身を投じる美しき女スパイは敵対する
傀儡政権下特務機関の顔役、
イー(トニー・レオン)に近づき暗殺の機会を狙う。
しかし、危険な逢瀬を重ねるうちに、
いつしか彼女は虚無の匂いを漂わせるイー
に魅かれ、イーもまた、純潔さと大胆さとを
併せ持ったワンの不思議な魅力に埋没していった。

と、書かれている。

性描写が大胆な作品で、激しく交じり合う時のみ
生きている実感を感じるという壮絶。
トリュフォーの映画でもあった。
親戚のおじが死んで、従妹と屋根裏部屋でセックスをした後
「生きている証さ」と彼が言った言葉。

生きている実感を感じる為のセックスというのは
男性的な考えなのかもしれない。

チャイナドレスと紅の唇と滑らかな肌に光る汗。
湿度を感じる絡みはアジアならではのエロス。
ハリウッドでは絶対にだせない質感。
アメリカ人はうるさいだけなんだよね。
想像力の欠如


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