ボードレールを仏語と日本語で読んでいる。 「月の悲しみ」TRISTESSE DE LA LUNE 最後の連が好き
「てのひらのくぼみにその青白い涙を受けて オパールのかけらのように虹いろの光を映すそれを 太陽の目の届かないように心の奥にそっとしまいこむ」
詩は、一行一行、大切に読み 情景を想像しながらゆっくり読む
月の蒼白い光に照らされた美しい女の裸体 まばゆいばかりの白い肌に、そっと接吻されているような 官能的空間 倦怠と憂鬱のオパールの様な虹色の涙を 手に受け取り、心の奥にしまいこんでくれる彼。
ボードレールはイマージュの宝庫の詩人
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