最近、時々澁澤を読む。 あらゆる本を読んで、知識を得た後、澁澤を読むと 彼の博識と審美感の素晴らしさがよく分かる。
「エロスの解剖」より
サルトル「存在と無」 「愛撫とは、単に撫でたり、さすったりすることではない。 愛撫は加工である。相手を愛撫するとき、わたしは、 わたしの指の下に、わたしの愛撫によって、相手の肉体を生まれさせる。 愛撫とは、相手を受肉させる儀式の総体である」と。
手と愛により作り上げられる肉体。 ジムで肉体を鍛えた筋肉美より 見えないヴェールで包まれた甘美な肉体の方が エロティックだと思う。 それを見分ける眼をもつことも必要。
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