夜、勉強しないで読書に時間を費やすとすごく贅沢な気分になる。静まり返った夜の闇の中での読書。文字を追うことだけに集中できる瞬間は至福の時。「存在の耐えられない軽さ」ミラン・クンデラ「不滅」よりも数倍面白い。この本が映画化されたのが1988年。「ノルウェイの森」が流行った頃と近い。性的描写が先行して、原作の面白さを堪能できた人はいったいどのくらいいるか知りたい