** はは侍 **
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2005年06月24日(金) 無力ながら

お義父さんが亡くなって、2週間弱。
お義母さんやダンナくんに、どう接したらよいのかわかりません。


もちろん、なにか力になりたいという気持ちはあるのですが、
本当に気持ちだけ。
なんと言ったらよいのか、どうしたらよいのか、
正直全くわからないのです。
腫れ物にさわるように、遠巻きにうろうろするだけで。
想像力の欠如なのか、私が冷たい人間なのか、
イマイチ実感がわかないせいもあり。


お義母さんにはちょくちょく電話をしていたものの、
通り一遍のことしか言えず、自己嫌悪が募っていたので、
とうとう今日、正直に告白してみました。


お役に立ちたいのに、なにをどう言ったらよいのか正直わからないんです。
実感もわかず、私は冷たい人間かもしれません・・・と。


そしたらお義母さんは「無理もないよ、私もだよ。」と言ってくれました。
孫たちが毎日幼稚園のようにワイワイ集まるので、
笑ったりしながら日々あわただしく過ぎていくよ、と。
自分こそ実感がわかず冷たい人かも、と。

突然のことだったので無理ないですよね、などと言いながら、
でもそれを聞いたらなんだか私、安心しちゃったんだよね。
お義母さんが笑うということが。


ああそーかぁ、お義母さんが楽しく過ごせることが、
きっとお義父さんにとっても最大の願いなんだろうなぁ。


そうとわかれば、お義母さんがお義母さんらしく、
楽しく過ごすために出来ることを探せばいいのでは?!と
急に具体的になれました。
とりあえずは、子どもたちの近況や写真をマメにお届けしよう。
もう少し時間を置いてだけど、旅行に誘うとか、
イベント企画するとかも有効かもしれない。


悲しみを前にするとそれは圧倒的で、
癒そうとしても私は無力で歯がゆかったんだ。
でも、なにかほかのかたちで役に立てることがありそうだなと、
やっとわかったよ。
ダンナくんに対しても、きっと同じなんだね。
ごめんね、今までなんにもできなくて。


まだ模索中ですが、無力なりの歩き方がみつかるかもしれません。


komuko |MAIL