** はは侍 **
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2005年06月22日(水) さよならお義父さん

先週、
わたしが東京一人旅でハジけた明くる日。
突然お義父さんが亡くなってしまいました。
それで1週間ほど帰省していました。


享年62歳でした。


62歳なんて62歳なんて・・・お義父さん、早すぎますよ!
本当にもう、突然のことで全然実感わきません。
お義父さんからまた「元気ね?」と電話がきそうだよ。


定年前まで、お義父さんは高校の校長先生でした。
ダンナくんたち息子が男3兄弟だったせいか、
嫁サンたちにはいつもちょっと照れて、
でもすごく気を遣ってくれる優しい人でしたよ。

帰省するたびに、みんなを喜ばせようと、
あれこれプランを練ってあちこちに連れて行ってくれたっけ。
牧場とか、朝市とか、地ビール館とか。
年末に鶴を見に行ったこともあったなぁ。
ミレニアム初日の出を寒い中みんなでわいわい見たことも。
定年後は本格的に畑を始め、
孫たちにおいしい野菜や果物をとどけてくれていたのに。
なんだか突然すぎるよ、お義父さん。


私はあんまり良い嫁ではなかったから、心が痛みます。
もっと電話かけたり写真送ったり、マメに連絡取ればよかった。
わが家にも、もっと強引に招待すればよかったよ。
ずっとずっとお義父さんがいると思ってたから、
そういうとこ、最近ちょっと怠けてました。
私がもう少しなんとかしてたら、
もしかしたらお義父さんの人生の彩りの、
花びら1枚分くらいは色を塗れたかもしれないのにね。
ごめんね、お義父さん。


ダンナくんとお義母さんのことは心配しないで!というのが、
一番お義父さんが安心する言葉なんでしょうね。
でも、今の私はダンナくんにおんぶに抱っこで、
そればかりか足ひっぱたり首絞めたりしてるからなぁ。
お義父さんはハラハラしているかもしれませんね。
お義母さんのことにしても、「遠いから」と
逃げてるところがあったかも。
でもどうか、長い目で見ていてくれたらと思います。
基本的に前向きなので、そこは信じててください。


わたしは嫁に来て6年で、でも帰省で1年に何度かずつしか
お義父さんに会えなかったけど、
仕事への真摯な姿勢とか、静かな思いやりとか、
きちんと話を聞いてくれるところとか、
お義父さんから学んだことがいくつかあります。
そういうの、私、忘れませんから。



どうもありがとう、お義父さん。


おやすみなさい、お義父さん。



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