** はは侍 **
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先週、 わたしが東京一人旅でハジけた明くる日。 突然お義父さんが亡くなってしまいました。 それで1週間ほど帰省していました。
享年62歳でした。
62歳なんて62歳なんて・・・お義父さん、早すぎますよ! 本当にもう、突然のことで全然実感わきません。 お義父さんからまた「元気ね?」と電話がきそうだよ。
定年前まで、お義父さんは高校の校長先生でした。 ダンナくんたち息子が男3兄弟だったせいか、 嫁サンたちにはいつもちょっと照れて、 でもすごく気を遣ってくれる優しい人でしたよ。
帰省するたびに、みんなを喜ばせようと、 あれこれプランを練ってあちこちに連れて行ってくれたっけ。 牧場とか、朝市とか、地ビール館とか。 年末に鶴を見に行ったこともあったなぁ。 ミレニアム初日の出を寒い中みんなでわいわい見たことも。 定年後は本格的に畑を始め、 孫たちにおいしい野菜や果物をとどけてくれていたのに。 なんだか突然すぎるよ、お義父さん。
私はあんまり良い嫁ではなかったから、心が痛みます。 もっと電話かけたり写真送ったり、マメに連絡取ればよかった。 わが家にも、もっと強引に招待すればよかったよ。 ずっとずっとお義父さんがいると思ってたから、 そういうとこ、最近ちょっと怠けてました。 私がもう少しなんとかしてたら、 もしかしたらお義父さんの人生の彩りの、 花びら1枚分くらいは色を塗れたかもしれないのにね。 ごめんね、お義父さん。
ダンナくんとお義母さんのことは心配しないで!というのが、 一番お義父さんが安心する言葉なんでしょうね。 でも、今の私はダンナくんにおんぶに抱っこで、 そればかりか足ひっぱたり首絞めたりしてるからなぁ。 お義父さんはハラハラしているかもしれませんね。 お義母さんのことにしても、「遠いから」と 逃げてるところがあったかも。 でもどうか、長い目で見ていてくれたらと思います。 基本的に前向きなので、そこは信じててください。
わたしは嫁に来て6年で、でも帰省で1年に何度かずつしか お義父さんに会えなかったけど、 仕事への真摯な姿勢とか、静かな思いやりとか、 きちんと話を聞いてくれるところとか、 お義父さんから学んだことがいくつかあります。 そういうの、私、忘れませんから。
どうもありがとう、お義父さん。
おやすみなさい、お義父さん。
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