そよ風


2005年07月15日(金) 三度目の涙の理由

先日の日記の続きです。

我が子が声をあげて泣きながら家に帰ってきた時、
または帰ってきた途端、母親の前でワッと泣き出す時、
母親は子供の身の上に思いがけない出来事が
起こったことを知るのです。

一度目、二度目の時も、それは私にとってはかなり強烈な
できごとでした。
三度目は娘が志望校に合格、楽しい高校生活がスタートして
三ヶ月が過ぎようとしていた夏の日でした。
夕方、高校から帰宅した娘が、ワッと泣き出したのです。
正直、私がすぐに心配したことは

「また、クラスの誰かを負傷させたのか?」
「それとも、また学校の大事な何かを破壊してしまったのか?」

普通、年頃の娘を持つ親が心配するようなこととは、
程遠いことを真っ先に心配してしまった私です。

三度目の娘の涙の理由は・・・

高校に合格して、初めて買ったばかりのコンタクトレンズ、
それを装着したまま、プールに入ってしまったということです。
最初だからと、近所の眼科医できっちり検査を受けた上で
購入したコンタクトレンズ、ヤケに高価だったのです。
当時二枚で五万円余りもしました。わずか三ヶ月の命でした。

パッと消えた五万円は痛かったけれど、ホッとしたのも事実です。
ワザとではないにしても、他所様の大事なお子様や車に傷を
負わせるというのとは違います。
いっしょに謝罪に行く必要もないですし・・・


あの涙はけん制球のような役割を果たしたのです。
過去の事例がパッと頭に浮かび「またか・・」と思ってしまった私は
理由をきいて「なんだ・・そんなことか」とホッとしてしまいました。
今から考えると、やっぱり物凄〜い痛いですけど。

最後に娘の名誉のために追記しておきます。
お転婆なのは隠しようがありませんが、実は手芸、裁縫、料理が大好きな娘。
でも、午年(うまどし)のシシ座はピッタリ!
(いつも前向きで突進しているイメージ)


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