先日の日記の続きです。
我が子が声をあげて泣きながら家に帰ってきた時、 または帰ってきた途端、母親の前でワッと泣き出す時、 母親は子供の身の上に思いがけない出来事が 起こったことを知るのです。
一度目、二度目の時も、それは私にとってはかなり強烈な できごとでした。 三度目は娘が志望校に合格、楽しい高校生活がスタートして 三ヶ月が過ぎようとしていた夏の日でした。 夕方、高校から帰宅した娘が、ワッと泣き出したのです。 正直、私がすぐに心配したことは
「また、クラスの誰かを負傷させたのか?」 「それとも、また学校の大事な何かを破壊してしまったのか?」
普通、年頃の娘を持つ親が心配するようなこととは、 程遠いことを真っ先に心配してしまった私です。
三度目の娘の涙の理由は・・・
高校に合格して、初めて買ったばかりのコンタクトレンズ、 それを装着したまま、プールに入ってしまったということです。 最初だからと、近所の眼科医できっちり検査を受けた上で 購入したコンタクトレンズ、ヤケに高価だったのです。 当時二枚で五万円余りもしました。わずか三ヶ月の命でした。
パッと消えた五万円は痛かったけれど、ホッとしたのも事実です。 ワザとではないにしても、他所様の大事なお子様や車に傷を 負わせるというのとは違います。 いっしょに謝罪に行く必要もないですし・・・
あの涙はけん制球のような役割を果たしたのです。 過去の事例がパッと頭に浮かび「またか・・」と思ってしまった私は 理由をきいて「なんだ・・そんなことか」とホッとしてしまいました。 今から考えると、やっぱり物凄〜い痛いですけど。
最後に娘の名誉のために追記しておきます。 お転婆なのは隠しようがありませんが、実は手芸、裁縫、料理が大好きな娘。 でも、午年(うまどし)のシシ座はピッタリ! (いつも前向きで突進しているイメージ)
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