そよ風


2005年05月31日(火) 嵐の時期

我が家はけっこう嵐が吹き荒れる時期がある。
好きで嵐を呼ぶわけではない。
向こうから勝手にやってくる。

嵐の時期は、息子の高校入試の年、大学入試の年、息子が留年した年、
そして今、この就職活動の時期だ。

舅、姑の私へのグチがピークに達する。
ノンキな母親の私に、居てもたってもおれなくなるようだ。

高校入試の時、
「なぜ○○高校を受験させないのか。
なぜ、もっと勉強させなかったのか。」
成績が自分達の思い通りでないのは、すべて母親の責任だ。
毎週、毎週、同じ愚痴を二人で繰り返した。

大学入試の時も然り。
息子を塾にも行かせない(本人が嫌がったから)私が
まるで無責任でぐうたらの母のように写るらしい。

そして、今は・・・
なぜ息子の就職がまだ決まらないのか。
親がほったらかしにしているからではないのか。
ちゃんと、どういう会社に就職試験を受けに行ったか
把握しているのか?
ひとつの会社に絞った方がよいのではないか。
親がもっと後押しをしてあげるべきだ・・・云々

そのたびに私は疲れ果て、逃げ出したくなる。

義父母にとっては、忍耐強く見守るというのは、ほったらかしということ。

私は、二人にヤイヤイ言われることが、とてもストレスになる。
だから、益々子供にあまり言いたくないと思ってしまう。
それは、プレッシャーやストレスを倍増するだけだから。
頑張っていても、結果が出ないことは多々ある。
「体に気をつけるんよ。諦めてはダメよ」くらいしか、私は言えない。

でも、私は最後に付け加えなければいけないと思う。
義父母は、心から孫達を可愛く思ってくれているということ。
内気で大人しい私の息子を、ほんとうに心配してくれているということ。
決して嫁の私を精神的に落ち込ませようなどと思っているのではなく、
親としてアドバイスをし、励ましているつもりなのだということ。

それもまた、まちがいなく、真実だから。


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