先日、この私、誘惑と戦った。
決して、してはいけない誘惑・・・
鬱蒼とした森林の中の自然歩道を歩いていた時、 偶然、可愛い花が群生している場所を見つけたのだ。 倒木の陰になり、落ち葉や小枝が腐ってジメジメした 道から少し外れた目立たない場所に、 黄色と白の小さな花が咲き広がっていた。
花の写真撮影したいのに、倒木などで思うように近付けない。 しゃがんで無理矢理近付くと、「踏みつけてるぞ!」と主人の声、 ほんとうに足元の腐った木屑の中にも可憐な花がチラホラ、
誘惑がムクムクと湧き上がった。 「ねぇ! うっかり足で踏みつけてしまうくらいなら、 家に持って帰って育てた方がマシとちがう?」
こんなにいっぱい咲いてるんだもん。 ひと握りの花の根っこを掘って採取しても、何の影響もないだろう。 売ってお金儲けするわけでもないし・・・ ちゃんと育てるのだから、ちょっとくらい採ってもいいのでは?
ダメダメ、花の好きな人がみんなそう思って採取したら、 自然に咲いている可愛い花は、アッという間に無くなってしまう。 それが自然破壊だ。みんなで自然を守らなくてはいけない。 しかも、人が少ないとはいえ、ここは公共の自然歩道。 ここの自然の美しさは、みんなの物。
でもでも、さっきからここを通る人達、誰もこんな小さな花には 目も留めないで、さっさと行き過ぎてしまうよ。
欲しい・・・
かなりの誘惑。でも、良心が許さない・・・自然を守らなくては!
でも、これからは、常にカバンの中に、小さなスコップを入れておこう・・・
????? (ダメです!!)
毎年、新緑のこの時期がやって来ると、秋の紅葉シーズン同様、 ドライブに出かけたくてウズウズしている主人と 愛車コペンで大峰山方面にドライブに出かけた一昨日のことです。
私は、実は、持って帰って来てしまったのです。 今、小さな植木鉢で、元気に育っていると思います。
ただ、自然破壊をしてしまったかどうか・・・というのは、 ちょっと予期せぬことが(大げさかな?)あったからです。
つづく
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