そよ風


2005年05月02日(月) 手紙

先日、久々に手紙を書く必要に迫られた。 しかも、かなり急!

いまどき、たいていの用件は、メールか電話で事足りてしまう。
たまに書いても、お礼や近況報告の小さなハガキだけ。
便箋に向かうことなど滅多にない私なのに・・・

それは、娘の結婚式のちょうど一週間前の夜、

「母から娘への手紙」を書いて欲しいとの依頼があった。

結婚式二次回の幹事をして下さる新郎の友人からだった。

「娘さんには、絶対に秘密にしてくださいね。
二次回にもドッキリ感動の場面を作りたいのです。
くれぐれも極秘でお願いします。」

と、急に言われても・・・困惑、困惑・・・の私。

でも友達の結婚式を盛り上げるため、いろいろと考えて、
準備をして下さっていることに、ほんとうに感謝!

翌朝、飛行機で娘が帰って来るというのに
あの子に内緒で手紙を書くなんてことできるかな。
しかも、式までに幹事さん宛てに送るとなると
そんなに、ゆっくり考えている時間もない。

すっかり手紙という物から遠ざかっていた私、
パソコンのワードやメモ帳がなくては全然ダメというのが情けない。
この年代の女性としては落第だと思う。

しかし、とにかく頑張らねば・・・

このパソコンには、ほとんど娘が張り付いていた。
だから、式場との打ち合わせや買い物に出かけた娘の留守を狙って、
けっこう、必死でパソコンに向かって書いた。

せめて、もう一週間早くに言って欲しかったなあ、などと思いながら、
なんとか、式の三日前に幹事さん宛てにポストに投函した。

言いたいことはたくさんあっても、なかなか結婚式用の手紙は書けないもの。
他の出席者の存在も意識してしまうから。

結婚式には、親も手紙を書くことになる場合もあるので
そういう、こころの準備をしておかなくてはいけないということ。

ひょっとして、これって、今では常識なのかな?


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