そよ風


2005年02月23日(水) ある「始まり」

先日、ある「始まり」を認識してしまいました。
残念ながら、それは少し深刻な、少し悲しい「始まり」です。

義父母から娘の結婚祝いを頂いたのは、つい最近のこと。

私達からすれば、かなりの高額なお祝い金、
娘共々ほんとうに感謝していました。

娘は、口座に振り込まれているのを確認した後、すぐに
東京からお礼の電話をしたと言います。


でも、「まだ、○○(娘)から何の連絡もない」
と義父母から言われたのは、それから五日後くらいのこと。


娘は、祖父母三人の誕生日をきっちり覚えていて、
毎年忘れずに必ず「おめでとうコール」をするような性格、
お祝いを頂きながら、お礼の電話をしないということはありません。

もちろん、電話をしていないのに「した」とウソをつく娘でもありません。

「ちゃんとお礼を言った、って言ってたよ」と主人も言います。

でも首を横に振る二人。

「何の連絡もないので、娘の口座にちゃんとお金が入ったのかどうか、
とても心配している」と義父は言います。

ともに80代といえども、とてもシッカリした両親です。
忘れっぽくなったのは、私も含めてお互いさま、
でも、最近のことなのに、完全に記憶が欠落するということは、
今までなかったのですが・・・

ちょっと、気分が塞ぎましたね。

小さなことだけど、これから先、こういう事が延々と続くのだろうかと。

でも、とにかく、二人には全くその記憶はないのです。
だから、孫である娘からの電話を、まだ待っているのです。
孫がよろこぶ声を聞きたいのです。

ということで、娘は、あらためて、再度お礼の電話をしました。

お礼の電話というのは、多過ぎるのに超したことはありません。
これからは、一度だけでなく、二度、三度、お礼を言えばいいのだ、
ほんとうは、そうするべきだったのかな、という思いに至りました。
そうすれば、シッカリ記憶にも残るでしょう。

娘が東京から電話をする時、義母は用件だけ聞くと、
いつもすぐに電話を切ってしまうそうです。
「東京からの電話代、高くなるから」と、気を使ってくれるのです。
娘は、もっとゆっくり話したいそうですが。

電話をすぐに切ってしまうのは、義母の方なのだけど、
短い電話は、全く記憶に残らないかもしれないと、これからは思うことです。

だから、ほんとうは、お礼状の葉書も送るべきだったのでしょう。
メールでのお礼は、すぐに書けるのですが・・・


これから、こういうことが、増えてくるのかな。

少々心配をしている遊び盛りの嫁です。


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