先日、ある「始まり」を認識してしまいました。 残念ながら、それは少し深刻な、少し悲しい「始まり」です。
義父母から娘の結婚祝いを頂いたのは、つい最近のこと。
私達からすれば、かなりの高額なお祝い金、 娘共々ほんとうに感謝していました。
娘は、口座に振り込まれているのを確認した後、すぐに 東京からお礼の電話をしたと言います。
でも、「まだ、○○(娘)から何の連絡もない」 と義父母から言われたのは、それから五日後くらいのこと。
娘は、祖父母三人の誕生日をきっちり覚えていて、 毎年忘れずに必ず「おめでとうコール」をするような性格、 お祝いを頂きながら、お礼の電話をしないということはありません。
もちろん、電話をしていないのに「した」とウソをつく娘でもありません。
「ちゃんとお礼を言った、って言ってたよ」と主人も言います。
でも首を横に振る二人。
「何の連絡もないので、娘の口座にちゃんとお金が入ったのかどうか、 とても心配している」と義父は言います。
ともに80代といえども、とてもシッカリした両親です。 忘れっぽくなったのは、私も含めてお互いさま、 でも、最近のことなのに、完全に記憶が欠落するということは、 今までなかったのですが・・・
ちょっと、気分が塞ぎましたね。
小さなことだけど、これから先、こういう事が延々と続くのだろうかと。
でも、とにかく、二人には全くその記憶はないのです。 だから、孫である娘からの電話を、まだ待っているのです。 孫がよろこぶ声を聞きたいのです。
ということで、娘は、あらためて、再度お礼の電話をしました。
お礼の電話というのは、多過ぎるのに超したことはありません。 これからは、一度だけでなく、二度、三度、お礼を言えばいいのだ、 ほんとうは、そうするべきだったのかな、という思いに至りました。 そうすれば、シッカリ記憶にも残るでしょう。
娘が東京から電話をする時、義母は用件だけ聞くと、 いつもすぐに電話を切ってしまうそうです。 「東京からの電話代、高くなるから」と、気を使ってくれるのです。 娘は、もっとゆっくり話したいそうですが。
電話をすぐに切ってしまうのは、義母の方なのだけど、 短い電話は、全く記憶に残らないかもしれないと、これからは思うことです。
だから、ほんとうは、お礼状の葉書も送るべきだったのでしょう。 メールでのお礼は、すぐに書けるのですが・・・
これから、こういうことが、増えてくるのかな。
少々心配をしている遊び盛りの嫁です。
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