そよ風


2005年02月22日(火) 親バカ

週末の金曜日には、結婚式の打ち合わせのために娘が、
土曜日には、就職活動の一環として大阪に来た息子が、
それぞれに緊張感と忙しさとを伴って、我が家に帰って来た。

淀みがちな空気の我が家に、束の間、爽やかな風が流れるひと時。

就職活動真最中の息子が帰ってきたのは、土曜日の夜10時頃、
東京で面接を受けてきたそうだ。
翌日の大阪での企業説明会に参加するために、
下宿先の名古屋には戻らず、新幹線で直接我が家に帰ってきた次第。

見違えるほどの、りりしい背広姿の息子の登場にみんな感激! 
まさに「馬子にも衣装」という諺どおり。

単に、背広という服装だけの問題ではなく、
企業との初めての面接を経験してきた息子は、
親の目には、今まで見たこともない、パリッとした男前に映った。

(これぞ、まさに親バカチャンリンなり)

しかし、現実は厳しいと思う。
理学部、大学院卒、という肩書き故に、さらに厳しいものだと思う。

父と姉が、息子の就職活動について、いろいろアドバイスをしていたが、
心身ともに落ち込むことなく、頑張ってほしいと願う。


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「おい、もう、みんな起きてるぞ!」と
主人に叩き起こされたのは、翌朝の五時過ぎ。

ええっ・・・早過ぎるよー。今日は日曜日なのに・・・
それに、昨夜は興奮して、あまり眠れなかったのにー

グズグズする私に、珍しく怒った口調で、主人が追い討ちをかけた。

「母さんが起きないから、お姉ちゃんが替りに朝飯を作ってるぞ!!」

あわてて、下に降りていくと、娘が必死で卵料理と格闘していた。

息子は「小魚入りなたね」を食べたかったようだ。
高校時代、大好きだったお弁当メニューだ。

「おふくろの味」の出番を、早起き娘に奪われてしまった私は、仕方なく
「八時に家を出ると言ってたのに、早過ぎるやん」と文句をたれて、
少々、ふてくされ気味な母となる。

しかし、息子は、日曜日だというのに、再び背広姿で出陣して行った。
疾風の如く現れたかと思うと、またすぐに出て行った息子、
説明会終了後に名古屋に戻るそうだ。


そして今朝、娘も早朝便で東京に戻り、そのまま出社。

みんな、それぞれの戦場へ出かけて行った。

私はといえば、久しぶりに、ひとり、のほほんとパソコンに向かう。


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