そよ風


2005年02月14日(月) 嫁の日!

毎週土曜日は、「嫁の日」。
正確には「嫁を演じる日」と言った方がピッタリでしょうか。

土曜日は、主人の両親が、我が家に来る日です。
雨が降ろうと、槍が降ろうと、誰かが風邪などひいていても、なんのその、
という感じで、土曜日はやってきます。 一週間は早い!

だから、週一だけネコを被って「にわか嫁」に化けている私は、
ずっと毎日、旦那様の御両親と同居されているお嫁さんを、
心から尊敬しているのです。

でも、そんな週一嫁にとっても、先日の土曜日は、良い日でした。
かねてから、親達のグチの原因となっていることについて、
私達夫婦と両親と、いろいろ話し合いをしました。
この日の義父母はとても心穏やかで、明るくて、子供や孫のことを、
心から思ってくれている優しい親でした。
むしろ、私が一番、感情的だったかもしれません。(お恥ずかしい・・・)

子供達が就職や進学などで、親元から離れてしまうことを、自分達は決して止めない、
ということを主人は上手に説明したと思います。

大昔、稲作の技術が入ってくるまで、人間は狩猟民族だったこと、
稲作が定着し、人間が農耕民族となり、土地に定着するようになり・・・
と、そんな話から説明した主人でしたが、聞いていて面白かったのです。
代々サラリーマン家系の我が家は、狩猟民族ということなのですね。
生活のために獲物を求めて、移動することも必要なのでしょう。
特に、今の就職難の時代に大阪で就職しなければダメだ、などの制限をかければ、
ますます就職が難しくなってしまいます。

主人の説明を、快く理解してくれた両親でした。
そんなものかも知れません。
わかっていても、何かのひょうしに、出てしまうのがグチというもの。
体調や機嫌のよい時は、理解力溢れる優しい人なんです。お互いにね。

年寄りに自分達の気持ちを理解してもらおうと、穏やかに、筋道をたてて話した主人も、
それなりに歳をとったんだなあ、と感じました。
若い頃は、気短かな一面もあったのに。

いろいろな日々を繰り返しながら、私達も歳をとっていくのですね。

でも、心配なんです。
いつまで、週一だけのネコ被り嫁でいられるのでしょう。

同居して、毎日ずっと顔を合わす生活になったら、もう「素」で勝負するしかないのね。
毎日嫁になるなんて、私には無理なようなー

とても不安です。

でも、私以上に、他の人達はもっと不安でしょうね。

それにしても、土曜日以外の私って、嫁でなければ何なんでしょう。
妻? 母? ただのオバサン?


 < 過去  INDEX  未来 >


nogiku [HOMEPAGE]