この週末、結婚式場との打ち合わせのため、娘が帰省、 東京に暮らしている二人が大阪で挙式するとなると、ほんとうに大変だなあ、 と、他人事のように呟く気楽な母親になっている私。
義母から、厭味をチクリと言われたりもする。 「昔はね、親が結婚式場へ行ったで!」なんて。
そうかしら・・・
私達だって、自分で式場を決めて予約し、引き出物、料理も自分で決めましたよ。 ただ、あの頃は、打ち合わせも簡単だった。 公立の安い式場だったからか、オプションなんて何もなかったもの。 ウェディングドレスもすぐに(二着目で)決定したし、お色直しの衣装は親戚から借りた。
東京にいる娘の替りに、母親の私が結婚式場に行って、ドレスや髪型はともかく、 テーブルのセッティング、ウェディングケーキ、引き出物、その他いろいろなオプションなどを、 母親の私の好みで決めたら、いったいどうなることでしょう。
自他ともに認める、超ダサい趣味の人なのに! それに、できる限り、無駄遣いを慎むタイプだ。 きっと、愛想も素っ気もない結婚式となってしまいそう。
二人で頑張って貯金して、結婚式を挙げるんだから、 私達が、昔の感覚で、要らない口を挟まない方がいいと思う。 けっこう楽しんで、大阪と東京を行ったり来たりしてるのに、 どうも年寄りから見ると、「かわいそう、大変だ、」になるようだ。
そう言いながらも、今回、ちょっと強く口を挟んだことがあった。 娘の友人が、六ヶ月の赤ちゃんを式に連れてくるという。 話の感じから、「やむをえず」ではなく、連れてきたいらしい。
ついつい言ってしまった。
「私達の年代の人間からいうと(あまり言いたくないフレーズだ)、 6ヶ月の赤ちゃんを友人の結婚式に連れてくるなんて、非常識!」って。 身内や親戚の場合はその限りではないが。
誰も預かってくれる人がいない場合ならともかく、彼女のご実家、婚家は同じ町内だ。 ちょくちょく、赤ちゃんを連れて実家に帰って来ているし、御主人もいらっしゃることだし・・・
第一、赤ちゃんもかわいそうなのでは? なんて考えは、要らぬおせっかいか。 式場だって、そんなに近くというわけではない。 結婚式、披露宴、二次会、その間、ほんとうに大丈夫なの?
赤ちゃんを連れていることで、周囲の人達に、何も気を使わせないって自信はある?
と、こう書くと、いかにも私ってキツイ人間だなあ、と思ったりもする。 でも、決して赤ちゃんは嫌いではないよ。
これもまた、私が古い人間だからだろうか。
|