そよ風


2005年01月05日(水) 一番いい時

今日、やっと通常の生活が始まりました。
年末より帰省していた娘や息子は三日の夜、東京、名古屋へと戻って行き、
今日が最後の休日の主人は、早朝よりゴルフ、
久々に一人、キッチンにて朝から日記帳に向かう私です。

年末から年始にかけて、束の間の賑やかな我が家、
それまで静かに淀んでいた家の中に、フレッシュな空気の流れが生じる時。
浴槽に身を浸している時でも、かすかに聞こえる足音、話し声、襖の音、テレビの音、
すべて、心地よいざわめきの音となって、耳に飛び込んでくる。
天井も床も壁も廊下も、みんな、久々の家族を懐かしみ喜んでいた四日間。

娘の着るウエディングドレスがやっと決まった。
東京から帰阪するたびに、結婚式場へ行ってドレスを試着しているけれど、
お色直しのドレスはまだ未定。

「私なんて、二着目で、すぐ決まったよ。」
と三十年前の自分を振り返る。

式場の衣装係りの人が選んでくれた一着目は、ノースリーブのウエディングドレス、
「あかん! 露出し過ぎ!」と即座に首を横に振った、付き添いの母と叔母、
選ばれた二着目のドレスは、首まで隠れたスタンドカラー。

当時の写真を見ると、首を覆うスタンドカラーに、五部袖から出た腕には白いロングの手袋、
ほんとうに白ずくめだ。露出しているのは顔だけ!
衣装を決めるのは、やはり同世代の人といっしょに行くべきかも。

ウエディングケーキも六万円!!(ホェーー!)
私達の時は、カット部分だけが本物というプラスチック製ケーキだったよ。
娘の結婚式場では、オール偽物かオール本物かの二種類だという。
うーん、結婚式場も商売上手ねぇ。
いちおう、安価な物もございます(が、ケーキカットのフリもできない)ってことかな。

「ウェルカムボード」「リングピロー」など、何、それ? と聞きなれない名前が次々と飛び出す。
(そして、費用はどんどん高くなる?)

でも、この三年間、ひたすら貯金に励んだ二人、援助は要らないと言う。
それに、一生のうちで何度もすることではないし(一度だけよ!)
二人で相談して満足いくように、今の調子で仲良く歩んでほしいと願う。

春がやって来るのが待ち遠しいような、そうでないような・・・
(だって、今が一番いい時?)


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