今日、やっと通常の生活が始まりました。 年末より帰省していた娘や息子は三日の夜、東京、名古屋へと戻って行き、 今日が最後の休日の主人は、早朝よりゴルフ、 久々に一人、キッチンにて朝から日記帳に向かう私です。
年末から年始にかけて、束の間の賑やかな我が家、 それまで静かに淀んでいた家の中に、フレッシュな空気の流れが生じる時。 浴槽に身を浸している時でも、かすかに聞こえる足音、話し声、襖の音、テレビの音、 すべて、心地よいざわめきの音となって、耳に飛び込んでくる。 天井も床も壁も廊下も、みんな、久々の家族を懐かしみ喜んでいた四日間。
娘の着るウエディングドレスがやっと決まった。 東京から帰阪するたびに、結婚式場へ行ってドレスを試着しているけれど、 お色直しのドレスはまだ未定。
「私なんて、二着目で、すぐ決まったよ。」 と三十年前の自分を振り返る。
式場の衣装係りの人が選んでくれた一着目は、ノースリーブのウエディングドレス、 「あかん! 露出し過ぎ!」と即座に首を横に振った、付き添いの母と叔母、 選ばれた二着目のドレスは、首まで隠れたスタンドカラー。
当時の写真を見ると、首を覆うスタンドカラーに、五部袖から出た腕には白いロングの手袋、 ほんとうに白ずくめだ。露出しているのは顔だけ! 衣装を決めるのは、やはり同世代の人といっしょに行くべきかも。
ウエディングケーキも六万円!!(ホェーー!) 私達の時は、カット部分だけが本物というプラスチック製ケーキだったよ。 娘の結婚式場では、オール偽物かオール本物かの二種類だという。 うーん、結婚式場も商売上手ねぇ。 いちおう、安価な物もございます(が、ケーキカットのフリもできない)ってことかな。
「ウェルカムボード」「リングピロー」など、何、それ? と聞きなれない名前が次々と飛び出す。 (そして、費用はどんどん高くなる?)
でも、この三年間、ひたすら貯金に励んだ二人、援助は要らないと言う。 それに、一生のうちで何度もすることではないし(一度だけよ!) 二人で相談して満足いくように、今の調子で仲良く歩んでほしいと願う。
春がやって来るのが待ち遠しいような、そうでないような・・・ (だって、今が一番いい時?)
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