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■ ニジンスキーの手 (本)
ニジンスキーの手 赤江 瀑 ハルキ文庫
ニジンスキーの手 / 獣林寺妖変 / 禽獣の門 / 殺し蜜狂い蜜 / 恋怨み候て
〈ニジンスキーの再来〉とパリの有力紙に絶賛された舞踊家・弓村高。彼とニジンスキーの間には、奇妙な一致があった。二十三歳。春。パリで。短い舞踊詩。処女作……。成功を収めた後、盗作とスパイ容疑をかけられた高が帰国した時、彼に執拗に質問をした若い新聞記者が殺された---。果たして高と関係があるのか!?表題作のほか、「獣林寺妖変」「禽獣の門」「殺し蜜狂い蜜」「恋怨に候て」の耽美幽玄の世界を描く傑作五篇を収録した珠玉の一冊。(裏表紙・解説より)
『オイディプスの刃』と並んで評される、赤江瀑の代表作。 私が持ってるのは旧の角川文庫なんですけど、そちらはもう絶版・廃版になっているそうなので; 新しく出版されたハルキ文庫の方にリンクを張っておきます。
とにかく、これも赤江瀑の世界を存分に堪能できる短編集です。収録作『獣林寺妖変』『禽獣の門』『殺し蜜 狂い蜜』は赤江ファンの間でも根強い人気を持つ話なので、赤江の入門編にはいいかな……と思ったんですけど……どうだろう、濃いかな……;;
2004年09月19日(日)
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