雑記目録
高良真常



 誰がこまどり殺したの (本)

誰がこまどり殺したの
    篠原一
   河出書房新社



内容(「BOOK」データベースより)
羽を失い、獣となった少年たちに約束の百年は訪れるのか。「天国のドア」はひらくのか。きみに喰われてきみの血肉になってゆくのが僕の愛なのかもしれない…。文学界新人賞デヴュー(『壊音KAI‐ON』)19歳天才女子大生作家、初の長篇。



謎の少女“K”と、少女を取り巻く少年たちの、無意識の中の愛憎。母と子、男と女、少年と少女――……それらすべてに当て嵌まり、かつどれでもない彼等の世界。
紹介の言葉で多くは語れない。
読めば、解る。そんな本の一冊。

ちなみに、デビュー作『壊音KAI‐ON』も、退廃と世界と鳥のにおいがする、独特の世界です。長野まゆみの、夏至南風や雪花草子の世界が好きならオススメ。










2004年09月06日(月)
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