Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
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2010年05月16日(日) |
昨日の夜、YouTubeさんで、私は神聖かまってちゃんを聴いた |
ロックンロールは鳴り止まないっ
昨日の夜、YouTubeで、神聖かまってちゃんという変な名前のバンドを聴いた。一番上に出てきた、「ロックンロールは鳴り止まないっ」という曲を。
昨日の夜、駅前TSUTAYAさんで ・・・ふにゃけた声だな。一瞬原マスミを思い出したけど、もっと中途半端な声だなあ。 僕はビートルズを借りた、セックスピストルズを借りた 「ロックンロール」というやつだ ・・・おお。ビートルズとピストルズいっしょくたですか。しかも「ロックンロール」でくくっちゃいますか。メチャクチャでかいくくりだなあそれ。
このへんで既に、このPVがえらく上手なつくりであることに気づいていた。無難に初期ビートルズの映像で始まり、「何がいいんだか全然分かりません」と言った直後にミック・ジャガーが「あ?」と挑むように下からぐいっと睨みつけてくるのが、凄くいい。 とにかく映像の選びかたがいい。「なんでだ全然鳴り止まねぇっ」でピート・タウンゼンドがギターを叩きつけているってのは、はまり過ぎていて笑える。 人物がただ歌っているだけの映像が多く、それがいちいち音楽にぴたりとはまってかっこいい。「Yeah, yeah, yeah!」で首をかしげるだけのルー・リードの渋さときたらぞくぞくする。
色気をたたえた目線を送ってくるデボラ・ハリー。切実なジョニー・ロットンの顔、ジョーイ・ラモーン、マイケル・スタイプ・・・盛り上がってきたところで出てくる戸川純に驚く。最高潮にさしかかったところでイギー・ポップっていうのはもうずばり予想通り。
そこで急に歌詞の調子が変わってこう言う。 最近の曲なんかもうクソみたいな曲だらけさ ・・・ああ、そんなつまんないこと言うんだなあ。と、思った瞬間に次の歌詞がこうだ。 なんて事を君は言う、いつの時代でも これに嬉しくなる。 そう。いつの時代でもいい曲は生まれる。ロックはどんどん進化し続けている。止まるのは個人のほうだ。新しく出会って感動する体力気力がなくなった時点で、「最近の音楽なんて」と言い出すだけだ。
出るだろうと思ったニルヴァーナ、ちょっと意外なオアシスを経て。どんどん盛り上がってピークに達し、「ロックンロールは!!」ときっちりカタカナで叫んだ瞬間に、正面を向いて歌っているのが、 ジョン・スペンサー ・・・これには痺れた。偉い。お前は偉い。なんてもののわかった奴だ。いやここはもうそりゃあジョンスペだろう。ここはビートルズでもストーンズでも駄目だろう。要するに、この映像をつくった人間は根がパンクなのである。だから、ジャンル的にパンクでなくても、パンクの精神を持ったアーティストが多く並んでいる。そのパンク魂を素で叩きつける瞬間に出てくるのは、それなりのアホ(褒めてます)でないと。そんでアホっていったらジョンスペだろう。(褒めてます)
と、思っていたら、音楽が「引き」に入り、同時に映像は「寄り」で現れたのがタイマーズ。 ・・・ここでうるっと来てしまった人間も多い筈だ。うん。
終盤に出てきたニール・ヤングを見て、やっぱりこいつの根はパンクだと逆に確信する。
ああなんだかよくわからないうちに。かなり盛り上がってしまった。 正直この時点では、この高揚の原因は、映像の力、ひいてはここに出てくるミュージシャンたちの力が大きいのではないかと思っていた。 とにかくここに並んでいるのはすべて、ロックに真剣に向き合っている顔ばかりだから。
そういえばこれをやっている当の本人はどういう姿をしているんだ? そこで次にクリックしてみたのは、去年のサマーソニックに出演した時の映像。
昨日の夜、YouTubeさんで、私は神聖かまってちゃんを聴いた *ロックンロールは鳴り止まないっ / 神聖かまってちゃん (2010) の歌詞。の、もじり。
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