Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。
この日記のアクセス数:
*1日の最高=2,411件('08,10,20)
*1時間の最高=383件('08,10,20)
2010年04月17日(土) |
Hector Hugh Munro |
この日記の読者からメールを頂く。ハンドルネームが私の好きな作家のペンネームと一緒なのは偶然だろうが。こんなことで好印象を持つのが私。 R.E.M.の検索で私の日記にたどり着いたというこの方は、私の書いた次のふたつの文が気に入ってくれたという。 「R.E.M.を聴きながら街を歩く。すれ違う全ての人より自分が幸福に感じる」 (2005,12,11) 「スマッシング・パンプキンズが個人の耳元で囁き、キンクスが生まれた街の中だけを歩き、レッド・ホット・チリ・ペッパーズが共感できる限られた仲間達に呼びかける時、R.E.M.は哲学の美学の観念をもって世界を見渡す」 (2006,8,7) ・・・自分の記憶の中でも、R.E.M.について書いた文章で心に残るベスト3に入る文章だ。
ちなみにベスト3のもうひとつは、夜の電車で"Drive"を聴いていた時の記憶を書いた文章。 「世界中をこの美しい曲の足元に踏みにじりたいような気分になった」 (2005,3,17)
この方は私の文章を色々な言葉で褒めて下さっていて、とても有難い。だがそれよりも、自分が一番書きたかった言葉、個人の感情の高まりを何とか普遍性のある言葉に置き換えようとつとめた部分にきちんと反応してくれているのが嬉しい。
6日前の誕生日にも、別の読者の方からメールを頂いた。この方は、私の日記を読むことで、「レッチリのアンソニーが歌ってる詩の真摯さや、フーファイのデイブのメロウさなど、見落としてしまっていたことの再発見」をしたという。 私は実際にはアンソニーに対して「真摯」、デイヴ・グロールに対して「メロウ」という単語は使っていない。だからこそ、私の文章を消化したうえでご自身の言葉で的確に再現して頂いたのが、なんとも気持ちよかった。その単語で正しいのだ。 ちゃんと読んでくれているんだなあと思う。
この日記を書いて7年半以上になる。遡って全部読んだという方はさすがに減ったが、どうやら今でもいることはいるらしい。 以前はかなりのアクセスがあり、日記だけで一日で2,400件を超えたこともあったが。昨年7月に日記終了を宣言し、さらに10月にはトップページのサーバーを変えてしまったので、以後アクセスはがたっと落ちたままだ。サイトごと閉鎖したと思っている方も多いんだろう。 一度は書くのをやめたわけだし、それ以外にも何度もやめようと考えたことはあった。が、時々頂く読者の方からのメールがそれを思いとどまらせてきた。 アクセス数は多いほうが嬉しい。でも、私の文章を根本的に勘違いして読んでいる方に出会うこともある。ニュアンスという以前の基本的事実を誤読されてがっかりしたことも何度かあった。そういう経験を通して、他人に理解を期待するのは間違いだと自分に言い聞かせている。だから、言葉の通じている読者がいると知るのは救いだ。メールを下さる、会ったこともない読者の方というのは、たいていがそういう方たちだ。あちらも、何かしら理解しあえるものを感じたからこそ、わざわざ知らせて下さるのだろう。
Hector Hugh Munro (私の好きなその作家の本名)
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