Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
全日記のindex 前の日記へ |次の日記へ
*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。
この日記のアクセス数:
*1日の最高=2,411件('08,10,20)
*1時間の最高=383件('08,10,20)
2010年01月20日(水) |
You're gonna let me hear the lost cord toninght, yeah |
音楽情報が殆どないので、先月LEO(g)に言われてはじめて、コートニー・ラヴが1月に新譜を出す予定でいることを知った。タイトルが"Nobody's Daughter"だというので、娘の親権を失った直後に出すにしちゃまたなんというタイトル・・・と思いつつ、YouTubeで検索してみたら、2007年のライヴ映像が出てきた。そういえばもうこの頃から新譜に着手してたんだっけな。いつまでも出ないから、頓挫したかと思い込んでたわ。
前作(初ソロ)は2004年。1曲めの"Mono"は最高だった。信じ難いほど直球勝負のけたたましいバイオレント・ポップで、ホール時代の倦怠も色気も吹っ飛ばしたのが逆に新境地という感じだ。だが2曲めの"But Julian, I'm a Little Bit Older Than You"は、言っちゃ悪いがよくもここまでひどい曲が作れたもんだと思ったし(ストロークスのジュリアンのことを歌っているってのがまた気に入らない)、残りは全部中途半端でどうでもよかった。
なのでこの映像も全く期待せずに見た。 最初のおそろしく安っぽいキーボードに一瞬ひるんだが。聴いていくとこれが思いのほかいい。作曲は他人だろうな。これまでに比べたらスタンダードに近い。声がいい感じに枯れて、おそらく衰えている。それが色っぽい。ちょうど激痩せした頃で、尖った肩の骨をくいっと上げて歌う。 リズム隊は無個性だし、美人で性格も良さそうなキーボードは演奏もコーラスもお嬢さん芸で耳障りだし、終盤のテンポアップは陳腐だが。それらを無視しようと思わせるくらい、コートニーに雰囲気がある。 "This is the day that I fuck up."と歌った時は痺れた。なんて下品な"fuck"だ。おかげで、次に同じメロで"This is the day that I give up."と歌う時は、力の抜き加減がぐっとくる。
しかし。同じ曲のスタジオデモ音源を聴くと、装飾過剰で退屈でひたすらただ安っぽい。最終仕上がりはどうなることか。 というか一月ももう下旬だが。本当に新譜は出るのか?
You're gonna let me hear the lost cord tonight, yeah (頓挫したかと思っていた新譜を今こそ聴かせて) *Mono / Coutney Love (2004) の歌詞。
前の日記へ |次の日記へ
|