Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
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2010年01月17日(日) |
Don't want to die uneasy, just let me go naturally |
昨日、3週間ぶりにスタジオに入って、そのまま飲みに行き。帰ってベッドに入ったら、酔ってるせいでふと涙が止まらなくなって困った。 その日の朝にABCのニュースでハイチ震災の特集を見たのだ。夥しい人数がいまだに瓦礫の下敷きになっているのに、救助が遅れているせいで助け出せずにいると。
目が覚めて、イーバンクのハイチ地震義援金に1,000円寄付する。イーバンクは大震災などがあるとたいてい寄付を募るから、口座を持っていると簡単に寄付出来ていい。 昨夜めそめそしていた時は、よし2,000円寄付しようと思っていたのに。起きてみたら、「・・・最近カネないし」と尻込みして1,000円になった。でも私の稼ぎを考えたら多いだろ。 募金は盲導犬と大地震だけと決めている。私のメイン募金である盲導犬募金は、その時々の募金に加え、去年から「子犬賛助会員」というのになった。毎年3,000円の募金が引き落とされる。「親犬賛助会員」だと毎年10,000円なので、これはもう私には無理である。 あとはたまに駅前でホームレス救済雑誌である"Big Issue"を買うくらいで、それ以外の募金は基本的に無視だ。今日も新宿駅前で、「ガーナの貧しい子供たちに愛の手を!」と声を張り上げる子供たちの横を素通りした。 そんなに何もかも救えませんというのもあるが。要は私は、自分が一番耐えられないことだけにお金を払っているのだ。「失明」と「生き埋め」に。
この数年でどんどん、誰かが苦痛を覚えるということが耐えられなくなってきた。私はミステリーが好きだが、残酷な描写は(もともと好きではないが)もう一切読みたくない。 私の母親が極度の閉所恐怖症であると知ったのは、一年ちょっと前である。私のそれも、母の遺伝だったんだ。それを知って以来、母が何かで苦しむと思うとぞっとするようになった。ずっと母に対して批判的で冷たい娘であったが、なのに、母が例えば何かの苦しさに耐えると考えるだけで我慢出来ないのだ。 いやもう、誰であっても、なんであっても生き物が苦しむのはいやだ。 そして今自分の最大の願いは、ラクに死にたいということだ。死ぬのは怖くない。だけど苦しみたくない。
神さま、あたし今日震災募金に1,000円払いました。だからあたしを助けてください。地震にだけはあわないで済むように。いや、あってもいいですから、せめて生き埋めにだけはならないように。あたし閉所恐怖症なんです。シャワーのたびにパニック起こしてます。ゾラの「ジェルミナール」で炭鉱落盤事故のことを読んでトラウマになりました。痛いのなんかいくらでも我慢します。一年前に腹を20cm切られて臓器を3つ4つ取られた時もちゃんと我慢しました。だけど生き埋めだけは勘弁して下さい。 そして何よりも、失明だけは勘弁してください。眼が見えないのは究極の閉所です。眼が見えなくなったらあたし確実に気が狂います。
―――神さまなんていない。神が存在するなら、この世は、不条理を超えて、理不尽だ。宗教は嫌いだし、来世での救いなんてなんの役にも立たない。 けれど。私は暗い宇宙の中に、なんか―――何かの意思がうごめいているのを想像して、ソレに呼びかける。 神さま、あたしとあたしの母親を救ってください。 それから出来ればもう誰も生き埋めにしないでください。
Don't want to die uneasy, just let me go naturally (恐怖症で苦しんで死にたくないんだ。ただ普通に死なせて下さい) *And When I Die / Laura Nro (1967) の歌詞。
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