Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。
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昨日、夢を見た さすらう夢を あたしがこの世から 飛び出して 海も山もない地獄の夢を
突然のキーボード。ぽこぽこ跳ねるようなシンセサイザーのベース音。軽いドラム。そうだこの曲は、バックに細野晴臣、高橋幸宏、松武秀樹がいるんだ。 その、完全にYMOな筈のバックを1ストロークごとにかき消す鮎川誠のギター。 スネア・タム・タム。 で、歌う。 「昨日、夢を見た」
―――――もう、この瞬間に、勝ったも同然だ。 この20秒の感動が、この後4分間の余韻になるもの。
サビのドラムとシンセ音の重なりは、心拍に聞こえる。 吊橋の上で愛を告白すると成功しやすいという馬鹿げた実験があって、不安から来る動悸を胸のときめきと混同するからだという。なら、この「ハートビート」も効果的だ。
18歳のある夜、この曲を聴いていた。別れた彼(drs)に、1年ぶりに真夜中に電話して、あちらが取るなり無言で電話越しにこの曲を聴かせたら、彼も何も言わずに、私だと気づいていた。
2ヶ月前の夜も、この曲を聴いていた。まだ体が辛くて殆ど音楽を聴く気になれなかったのに、ふとこれだけ聴いてみた。そしたらFP(vo)からメールが来て、「最近は音楽聴いてる?」と訊くから、「今、シーナ&ザ・ロケッツを聴いてるよ」と返事した。「そしたら何だかもう、無駄なことをしたくなくなった」と。
清潔で、真っ直ぐな歌だ。ごまかしがない。 2ヶ月前のあの夜も、この誠実なハートビートを聴いていたら、何か真摯な決意を迫られたような気分になってきて。 それでもうケリつけちまおうかと思ったんだ。AM(g)に辞めてもらおうかと。 まあ結局は、言えなかったんだけどね。
日本語の歌は、すごいよなあ。 (3/30up)
何も言わずに *Lazy Crazy Blues / Sheena & The Rokkets (1979) の歌詞。
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