Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2009年03月21日(土)  Do you think you can make me do it again?

夢にDV(b)が出てきた。私にプロポーズして、私がそれを受けたことになっていた。二人とも素直に嬉しそうで、おかげで起きてからびっくりした。
実際1年前に彼がしたのは「プロポーズ」と言うにはあまりに弱腰で。何やらわかり辛くまどろっこしいことを言い始めたので、私が面倒になって「何ソレ? プロポーズしてんの?」と言ったら、認めたのだ。
フロイトによれば、夢にはっきり現れるのなら、逆に私はDVに未練はないわけで、これは他の男への恋慕の偽装ということになる。(私はフロイトの理論なんか全然信用しちゃいないのだが)
で、フロイトを置いといて、どうなのかというと。
最近時々彼のことを思い出す。よく考えてみたら、素直に愛されていただけのような気がしてきた。なのになんで私はあんなに彼に厳しく当たってたんだろ。私の目を見てはっきり好きだと言ってみろ的な態度を取りながら、同時に私はYO(b)とも寝てたんじゃないか。そしてDVに「他の男と会うなと言えないの?」とまで言ったんだから。20代相手に酷だよなあ。
そのYOにはもっとひどい扱いをしていた。彼のヘタレなプロポーズもどきは、「一生結婚する気はないけど、Bunnyさんとならしてもいい」だ。だが少なくとも彼はちゃんとDVと切れてほしいと言ったし、なのに私は適当に逃げていたんだ。こちらにも相当きつく意見したりしたけど、YOなんてあの時24歳なんだから、本気で苛ついたりするこっちがおかしい。
とにかく今更彼らのことを考えてもどうにもならない。なのに思い出したりするのは、私が、今の体の状態――ハラのでかい傷――を抱えて、精神的に弱ってるからだ。
かつて体の関係が非常に上手くいっていた相手、しかもかなり若い―――私が何のひけめも感じようがないくらい若い相手ばかりを思い出すのは、そういうことだ。
要するに私は今、また誰かに抱かれる自信がないんだよね。

15時半にえみちゃん来訪。急に連絡をくれたのだが、たまたま授業のキャンセルが出て、都合がよかった。えみちゃんはいつもそういうタイミングがいい。
お菓子を二箱も持って来てくれたが、聞けばホワイトデーにもらった品の横なが(以下略)。
関係ないが先日えみちゃんに、ストレッチ750回を再開したと話したら、「Bunnyちゃんてほんっとに自分にアグレッシヴだよね」と言われたので馬鹿ウケした。えみちゃんの言語感覚は面白い。大分前だが、私が、「私は寝る時間も決まってないし、私に朝はないのよ」と言ったら、「『私に朝はないのよ』か。かっこいいね。『今日、ママンが死んだ』よりかっこいいよ」と言ったので、これも笑った。(一応説明すると、「今日、ママンが死んだ」はカミュの「異邦人」の最初の一行)
えみちゃんはぱっと見は知的だが、よくよく話すととんでもないボケっぷりをかましたりする。けどやっぱり頭いいんかなw
今日も楽しく4時間喋り、えみちゃんは19時半に帰。

22時半にAM(g)に短いPCメールで、今のブルーをそのまま伝えたら、5分とたたずに電話が来た。2時間近く話して、当面の現実的な問題を解決してくれた。
なので後は、気分的なブルーだけが残る。

あまりここに書かなかったけど。ハラの傷を見ては、しょっちゅう簡単に泣いていた。これまで、どんな劣等感や自己嫌悪に襲われても、最後は気合で吹っ飛ばしてきたし、それどころか肌荒れや、顔の怪我さえも、気合で治してきたのだ。なのに。
この20cmの傷だけが、何度見直しても、消えてなくならない。
こんなことは、世の中の多くの不幸に比べたらどうってことはない。これよりひどいことはいくらでもある。そんなことはわかってる。
でも、実際に今はこれが自分の世界の中心になっていて。他の全てよりも上に来てしまっているんだ。

頭の中に音楽が聞こえてくる。今、当然聞こえる筈のガービッジの'Bleed Like Me'(歌詞が"You should see my scar"=私の傷をご覧よ)ではなく、ホールの'Asking For It'だ。
If you live through this with me, I swear that I will die for you (もし私と一緒にこれを耐え抜いてくれるなら、あんたの為に死んだっていいわ)
自分を蔑んだ、諦めのメロディ。コートニーがそういう歌い方をしている。
はは。今なら上手に歌えそうだな。

ふと、この傷をNobu(b)に触らせてやりたいなと思う。あいつならこういうの好きそうだわ。「かっこいいじゃん」くらい言いそうだ。
またもう一人の、体が合ってた20代、かw
(3/31up)

Do you think you can make me do it again? (私にまたあれをさせられる?)  *Asking For It / Hole (1998) の歌詞。



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