Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2008年10月02日(木) |
Cause that's too much, fuck! |
ギョーム・アポリネール「一万一千本の鞭」読了。かなり前に古本屋で50円で入手したが、文芸書専門店だと文庫なのに2,000円の値がついていた品だ。(最近は、読んで売る為に、以前から寝かしてある本を主に読んでいるのだ) で、これが。最低サイアク極悪。 9月に読んだ本は10冊だが、最後にこの本で引っかからなかったらもう1、2冊読めた筈だ。こんなのに3日あまりもかかってしまった。途中で何度投げ出そうと思ったか。結末まで読みきって堂々とこきおろしてやりたいが為だけに、無理やり読みきった。 アラゴンという人物が前書きを書いていて、誰だか知らないけどこいつは脳に虫がわいているに違いない。「『一万一千本の鞭』は好色本ではない」だと? 「好色本」以外の何だっていうんだ。 汚い。意味がない。品がない。脈絡がない。理性や道徳がないどころか、筋も通っていない。女を犯し、その女の生後4ヶ月の女児を見るなり強姦し、その父親にも同じことをさせ(しかも父親がはいはいと従い)、なおかつその赤ん坊が全く無事だという荒唐無稽さ。これを全部白痴的なコミカルさで描く。登場人物がどれもこれも出会うなりまぐわう。脳障害の書いた落書き並だ。知性がないだけでなく、まともなエロすらない。なんでこれが、仏文学史上に残る作品なんだ。 前書きも解説も案の定サドを引き合いに出しているが。どれだけ猥褻で残酷な描写があろうとも、サドにはまだ美学を感じるが、この本には吐き気がするだけだ。 ついでに言えば翻訳も低劣極まりなく、ここに引用するのもごめんなくらいの小学生レベルの言葉だらけだ。 ―――何でこんな本買っちゃったんだ? 中身を一切見ないで買ったのは間違いない。いくら有名な作品だからって、普段そんなことはしないのに。 で、気づいた。表紙の絵が、ピエロ・ディ・コシモの「シモネッタ・ヴェスプッチの肖像」だ。―――これ見て買っちゃったんだな。だってこれ、澁澤龍彦の「幻想の肖像」の表紙絵だもの。
東京駅での授業後、iPodで爆音で"By The Way"を聴く。「kzが一番好きなレッチリ」に嫌気がさしてずっと聴いていなかったのだが、今日ようやく聴く気になれた。となればここはやはり私の聖典であるBTWだ。 気分が高揚したので南阿佐ヶ谷ロックバーBへ。着いていくらもたたないうちに、マスターが"Californication"のアルバムをかけてくれた。おお、私の心が読めるんですね?(簡単か?) おかげでうっかり長居して、朝5時帰宅。 (10/13up)
Cause that's too much, fuck! (これは我慢ならない) *Cat Claw / Kills (2003) の歌詞。
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