Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。
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2008年09月30日(火) |
I'll have no such chat |
ウィリアム・ピアスンの「すばらしき罠」読了。1953年作。なんでこの本を購入したんだか忘れたが、以前にヤフオクで入手した初版の絶版本だ。 罠にはめられた主人公が、濡れ衣をはらすべく立ち回るというよくある筋なのだが。この男は、ある犯罪を犯していないことを立証する為に同じ犯罪を犯し、自分がはめられた罠から抜ける為に、別の人間を罠にはめるのだ。そして最後は、愛を粉々に砕いて終わる。犯罪は犯罪として、それでも愛だけは守れる状況においてそれを踏みにじる。要するにこの男は最初からずっとただの嘘つきで、自分のことしか考えていない。 これに比べれば、フレドリック・ブラウンの'The Wench Is Dead'で、愛する娼婦と共に、犯罪を抱えて生きることを選択する主人公の真摯な態度は、愛らしいまでに誠実だ。 *ミステリーを読む方にはおわかりでしょうが、ネタバレしないように喋っている為、言葉が抽象的になりがちです。 後書きに「ウールリッチの考えそうな着想」などとあるが。私の愛するウールリッチと比較するのはやめてくれ。ウールリッチは、どんな皮肉でペシミスティックな話を書いていても、痛いほどに誠実で、愚かなほどロマンティックだ。
メールをチェックしていて、Darrenから来ているのに驚く。新しく始めたらしいチャットシステムへの招待だ。興味は全くないものの、何となくサイトのリンクをクリックしてみたら、数秒とたたずにDarrenからチャット要求が来た。すぐさまサイトを抜けて、そのままメールも削除。 Darrenを受信拒否などにする気はないのだが。"your perfect ass"がどうこうとかメールを送ってくる男とチャットする気になれるかっての。 (10/13up)
I'll have no such chat (そんなチャットしたくないわ) *Arthur McBride / Bob Dylan (1992) の歌詞。
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