Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2008年02月13日(水) |
Everybody knows |
赤坂で授業した帰りに、荻窪の美容院へ。しかし何この強風。寒いってば。 この冬はずっと、iPodに暖房を入れ忘れているのだ。私の「暖房」―――フー・ファイターズ。聴けば一発で血が騒いで暖かくなるのに。 青梅街道の向かい風の中をボートを漕ぐようにぐいぐいと歩きながら、iPodの中をチェックすると、入っているのは―――ガービッジ。ガービッジを聴くと、泣きたくなることはあっても血が騒ぐことはないよなあ・・・。 ああ、でも。4枚目が入っていた。じゃあ'Run Baby Run'がある。頑張ってシャーリー、ちょっと暖めて。 4枚目になっても救いのない歌詞は相変わらず出てくるが。けれど基本姿勢が変わった。シャーリーは幸せになったに違いない。私がかつて好きだった硬く突っ張った攻撃的な女の子はもうどこにもいないが、代わりにホールの愛に通じるような、目頭が熱くなるようなやさしさがある。 すいっといきなり寒さがおさまる。ちょっと笑う。ものの見事にいきなり平気になった。ありがと、シャーリー。
美容院に入ろうとしたら、担当の美容師が向うからドアを開けてくれた。「Bunnyさん目立つから遠くからすぐわかりましたよ」って。 ここの美容室には去年から通っているのだが、この美容師さん(30ちょいの男性)が何だか面白い。通い始めの頃からやたらと、「体験レッスンに来た生徒さんがBunnyさんを見たらびっくりするでしょう」とか「Bunnyさん、普通と違いますもんねえ」と言うのだ。最初は、おいコラそれってもしや失礼なこと言ってる?と思ったが。どうやら褒めてるらしい。で、一人で「いやー、Bunnyさんはいいですよ。うんうん」などと言っている。 実は私は美容師という人種が苦手で、特に男性美容師との会話が面倒だ。どうでもいいことを細かく訊くし、いくら私が「いえ私は寝ないんです。いえ私は食べないんで」と言っても飲み込んでくれない。 ところがこの美容師さんだけは、何だか落ち着く。美容師に好感を持ったり持たれたりするのは初めてだなあ。おまけに私の髪を毎回かなり褒めてくれて、今回も「切ろうかと一瞬思ったんだけど」と言ったら、「僕は反対です」と言われた。・・・美容師がカットに反対するとは。 しかし結局この美容師さんが他と違ったのは、要するにレッチリを知っているからかもしれない。最初の頃に、私の生徒が皆レッチリを知らないと話したら、「レッチリくらい常識ですよね」と言ったのだ。今回も「こないだジミー・ペイジに会った」と言ったら、即座に反応してくれたし。 ・・・ああ、やっぱり全てはそこか。私がひとを判断する基準は。
「僕はドアーズを好きな人に悪い人はいないと思います」と言い放ったワカモノ(19歳)を、よってたかって皆(20歳)で「アホか!普通は逆だろう! 俺を見ろ。俺はこんなにドアーズを愛していてこんなにクズだ!!!」と説教したのは遠い昔。 ああ、すみません。私あれからなーんにも成長してないどころか逆行しているようで。 というより。単純にクズが好きなのかな。
Everybody knows (常識ですよ) *Everybody Knows This Is Nowhere / Neil Young (1969) の歌詞。
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