Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2008年02月17日(日) |
If anyone can make me feel like that, that's gonna be pretty good. |
ああ。あなたのことが好き。 明け方からPCの前で、身悶える。眠くてテーブルの上に突っ伏して。ノートパソコンのスピーカーから出るあなたの声とギターに耳を寄せて。 今も、毎日のようにうっとりしている、グレアム・コクソンの'You're So Great'
彼に関心を持ってから、ローファイという言葉を初めて知った。この低品質の音を好むひとがいるというのは、私には不思議でもなんでもない。レコードの針の雑音、ギターの弦のこすれる音、ハウリング、AMラジオ、モノラル録音―――全部好きなんだから。 そして今も私は。ノートPCなんていう最悪のデバイスから出てくる音に耽っている。かつてNaokyさん(g)に言われたように、ない筈の低音を無意識に補正して。 ノスタルジックな、'delusion'(妄想)だ。
BBCの番組'Syd Barrett: Crazy Diamond'の中で、シド・バレットについて語るグレアム。ピンク・フロイドの'Bike'を聴いてこう言う。 "That insane goose really kind of used to confuse me and make me feel like that I'm gonna faint."(あの気狂いじみたガチョウの声を聴くと、いつもわけがわからなくなって、気を失いそうな感じになった) ここにもまた、'delusion'がある。 私は'Bike'そのものは普通に好きなだけだが。彼の語る言葉、そしてその時のそれこそ少し'insane'(異常)な目つきが、この曲を特別なものにする。 グレアムこそが、'delusion'なのだ。
I feel the light when you tell me it's OK (きみが大丈夫だと言ってくれればいいんだ) You're so great and I love you (素晴らしいきみを、愛しているよ) と歌う彼は、その'You'の存在を信じていない、或いは妄想で描いている。どちらにしても、胸が痛くなるほど切ない。 だから。 抱きしめて、大丈夫だと言ってあげたくなる。そういう私自身の弱さを、激しく揺さぶる。
If anyone can make me feel like that, that's gonna be pretty good. (誰かが僕をそんな気分にさせるなんてすごいよ) ('Bike'についてグレアムが続けて言った台詞)
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