Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2007年10月28日(日) |
And I love you |
多分一番最初は3歳で聴いたポール・サイモン。それから長いこと私のナンバーワンだったジミー・ペイジ。 ニール・ヤング。ロビー・ロバートソン。R.E.M.のピーター・バック。愛するジョン・フルシャンテ。カート・コバーン。キルズのホテル。 基本的にはギター嫌いだった私が、好きだと思ったギタリストたち。
それを今、全員なぎ倒しているのが、グレアム・コクソン。
ブラーの画像や映像を見ていて、ビジュアル的にいけてないバンドだなと思った。絵になるのはデーモンだけ。特にギタリストはブルーワーカーの宣伝の「使用前」の例みたいな、ひ弱な眼鏡の男子生徒ふう。 ライヴ映像をいくつか見て、ドラムは結構いい、ベースはどうでもいい、でもギターはこれはもしや「ヘタクソ」なんじゃないかと思った。荒くはないが、やたらしゃかりきだし、コードも間違える。音もはずす。 しかし。このギターが、いい。物凄くいい。
ブラーのアルバム'Blur'は、私の意見では彼らのアルバムの中で突出して素晴らしい。どの曲もいいが、そのうちに1曲だけが心にしみるようになってきた。しまいには、その曲だけしか聴かなくなった。 今では毎日その曲だけを繰り返し繰り返し聴いている。 それがグレアムが一人で録った、'You're So Great' アコギもエレキも、それぞれが、なんという快感。
彼はこの曲を、恥ずかしさのあまり電気を消したうえ机の下にこもって録音したんだという。―――そんなつくったような逸話なんか信じられるかと思うが。 いつも何か、防御と反発を漂わせた目つきをしている。コンプレックスとびくついたプライド、知性と内にこもった攻撃性。――――これは全部私が、彼の言動もバックグラウンドも一切知らずに、ただその画像とライヴ映像からだけ受け取った印象。
これは彼がソロでやった'You're So Great'―――何も知らずに見たら、ど素人の演奏かと思うところだが。 この映像を何度も何度も何度も何度も見た。iPodに音だけ落として街を歩き回りながら、連続して何度も聴いた。'Blur'の'You're So Great'と交互に。 ―――何だかもう、恋愛感情のようになってきたなあ。
And I love you (これはもう恋だ) *You're So Great / Blur (1997) の歌詞。
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