Rocking, Reading, Screaming Bunny
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Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2007年08月16日(木)  どん底

昨夜は東京駅での授業後に西荻BITCHに行こうと思ったが、やはり荻窪で電車を降りてしまった。体調は戻ったが、暑くて無理。

アメリカも日本も猛暑で人が死んでいる。アメリカではこの5日で11人死亡。
しかしそれより気になるのが、ユタ州で6日に起きた炭坑落盤事故。これでもう10日間、6人が閉じ込められたまま安否が不明で、おそらくもう死んでいる。「おそらく」―――これが何よりたまらない。まして私は閉所恐怖症なのだ。
炭坑の落盤事故は、ゾラの「ジェルミナール」で読んだ。当時私はまだ不安神経症を起こす前――まさしく前年であったが、その悪夢のような描写は後ずさりたいほどの恐怖だった。そしてその「災難」は、どん底の貧乏と切り離せない。元来炭坑労働者というのは貧乏の象徴である。
毎日このニュースの続報を見るたびに涙が出て、いっそ早く死亡確認してくれという気持ちになっていたところに、「坑内で物音がした」という最新ニュース。まさか生きているのかと思うと、希望を持つと同時にぞっとする。

どん底  *マクシム・ゴーリキイの著書。(1902)



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