Rocking, Reading, Screaming Bunny
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Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2006年08月03日(木)  Eyes That Watch You

今日の生徒の女性は、現在受け持っている生徒の中で唯一やりづらい相手だ。ご主人に言われて英会話を学んでいるのだが。
本人に自覚はないだろうが、私に対して妙な対抗意識を出してくるのだ。これはひとつのタイプで、「女」と認識出来る相手には全員敵意を持つ女というのがいるのだ。特にご主人が一緒にいる時は敵意が強まる。まるで、犬が自分の主人に近づく相手にうなりかかるみたいだ。

先日とあるバーで、知らない女にこれでもかとばかりガンを飛ばされた。私は子供の頃から目立つせいか、人に見られることに鈍感だ。だから私が気づくというのは、相当「見て」いるのだ。連れに、「ねえ、あの女、私のこと睨んでない?」と訊いたら、「店に入った時からずっとだよ」と言われた。やっぱりか。
最初は理由がさっぱりわからなかったが、そのうち気がついた。ははあ、あの女はあの男が好きなわけだ。彼が以前私に言い寄ったことを、何で彼女が知っているのか(何故私を一目見てそれとわかるのか)は不思議だが、この手の女はこういう直感だけはすごいものがある。
「あのさあ」と連れにしみじみ言った。「あの女が歯をむき出して守ろうとしている男、こっちは頼まれてもお断りなんだけど」 連れはその件を知っているので、大笑いだ。

こういう風に、女が他の女性にむき出しの対抗意識を見せる時は、決まってこちらは問題の男に全く関心がないどころか、「こんな男の為に・・・」と驚くことが多い。
要するにその敵意は、単純に無意味でうざったい。
そもそも女が、たかが男一人の為にみっともない真似をするのはやめろと言いたい。そうまでして引き止めたってしょうがないんだし。
他の女に眼をうつすような男なんかいらないだろうが。見苦しい警戒を張り巡らす暇に、自分の顔を鏡で見てみろ。
生き物として、生き方として、全然美しくないんだよ。

Eyes That Watch You (ガンをとばしてる)  *ウィリアム・アイリッシュの短編(邦題=「じっと見ている目」) (1939)



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