Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2006年03月13日(月) |
I Feel Much Better |
今日はわけあってお休み。夕方、ブックオフに本を多数売り、美容院でカットの直しをした後、本屋に行って、頂き物の図書券で翻訳の情報誌を買う。この数年、本やCDを含む買物の殆どがネットなので、リアルの本屋に来ることは滅多にない。CDはネットなら品揃えは圧倒的に多く、探すのも早く、値段もかなり安いから、もはやリアルのCDショップには何の魅力も感じないが。本屋に関してはたまに来るとやっぱり気分が良くなる。(除くブックオフ。あの騒がしさと品のなさは、本屋ではなく動物園に近い)
帰宅中にSad Cafeの前を通ったら、看板の電気がついていた。・・・営業中だ。 未だに未払いの給料が4万5千円近くあるのだ。もう辞めてから1年もたつというのに。最後にオーナーと会ったのは去年の5月。逆切れして私を責めるオーナーの手を取って握り締め、「早く気持ちよく縁を切りましょう。お金さえ払ってくれればそれでいいんです」と目を見つめて言った。で、結局それ以来会っていない。Sad Cafeが殆ど開いていないし(ひとが探せないのだ)、開いていても、私の仕事時間と重なるし。 しかし。気分的にはもう、あんな諍いをまた繰り返すくらいなら、4万くらいくれてやりたい。だけどそれでは、私の中の筋が通らない。私の前にも何人も給料を踏み倒された子たちがいて、彼女らがあっさりと泣き寝入りしているからこそ、次の私が迷惑しているのだ。私の次をつくるのに協力するべきではない。 しばらく躊躇ったが、思い切って店に入る。やる気なさげに散らかった店内は去年5月に見たままだ。 にっこり笑って愛想良く挨拶した。そしたら驚いたことにいきなりオーナーの方から、「いくらだっけ」と訊く。未払い額を伝えたら、「月末には何とか。全額は無理だけど。払う気はあるんだ」と言う。見れば相当やつれている。既に建築事務所も閉め、いくつも持っていた店舗も全て手放し、日雇いの現場仕事をしながらたまにSad Cafeをあけているらしい。ここが最後の砦なのだ。 だからと言って特に同情はしないし、また「払う気はある」という言葉を鵜呑みにするわけもない。けれど、(弱ったせいかもしれないが)オーナーが表面上だけでも私に礼儀正しく柔らかく応対したことで、かなりほっとした。結局私が欲しいのはこういう人間らしい会話であって、かつてのオーナーはそれを望むべくもなかったのだ。 「顔色が悪いですから、お体大事にしてくださいね」と言って、店を出た。月末に行った時にオーナーの態度が豹変する可能性はあるが、今日のところはかなりいい気分だ。
去年の5月に会った時は、Ronnyと一日楽しく過ごした帰りだった。せっかくの気分を台無しにしたくなかったので、入るのもためらったのだが。 その時興奮したオーナーにたいして決して切れなかったのは、外で待っているRonnyの為だった。怒って、彼に愚痴を言いたくない。今の楽しい気分のままで彼とうちに帰りたい。だから毅然としつつも声ひとつあらげなかった。それが出来た自分に満足した。 今日は一人だが。あの日よりもさらに気分がいい。 (3/20up)
I Feel Much Better (ずっと気分がいい) *Small Faces の曲。(1967)
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