Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2003年06月15日(日) |
We don't think we can make it |
今日は寝てない。居間へ書斎へ、4、5冊の本を持ってうろうろと移動している。 どうも額が熱いと思ったら38℃近くあるし。
ダンナが失踪した理由。今日それをひとに訊かれて、理由を訊いているってことこそ、うちのダンナを知らないという証だなあと思った。 ダンナが消えた時、ダンナの両親と私は、一瞬も事故や事件を疑わなかった。「全く何やってんだか!」と怒ったものだ。 要するにダンナは「そういうヒト」なのだ。当時ダンナは酒びたりで、フリーの建築積算士とは名ばかりの状態だった。私に家を追い出されて、実家で既に4ヶ月ぶらぶらしていた。実家には弟たちやその妻子までいて、普通に考えれば相当恥ずかしい筈だ。
ダンナが現れた時、私は失踪の理由を訊こうともしなかったが、ダンナが言うには、「実家で肩身の狭い思いをするのが嫌だったんだ」とのこと。・・・馬鹿馬鹿しい。そんなに嫌なら、働くか一人暮らしを始めれば良かったのだ。 そんなこと信じないよ。あんたは平気だったんだ。水が低いところに流れるように、ふとずり落ちていっただけだ。 ダンナは「堕落」という言葉の生きた見本だ。その恐ろしさは、結果を少しも怖がらないというところ。
もしも、この日記を初めからずっと読んでいる人がいたら、ここであれ?と思い当たったに違いない。だって「堕落」はScreaming Bunnyのキーワードじゃないか? 実はダンナと私はある一点で似ている。二人とも物事を全うする能力が欠けている。私の延長線上にダンナがいるのだ。但し大きな違いは、ダンナはそのことを何とも思っていないところだ。
この10ヶ月間の自分の変化はダンナと関係ない、と言っている私だが、実はひとつだけダンナからの影響があった。 それはつまり、ああいうことが出来ちゃうんだなという見本を示されてしまったこと。ただ消えて終わり。それっきり。何て簡単な。 そこに従来からの自殺願望が加わり、寝ない食べないの自虐趣味、ひいては 「いざとなったら死ねばいい」 の発想につながった。
結局どこまでもダンナと大きく違うのは、私ってとことん真面目なんじゃん。 ダンナ、前も見ないで落ちるなんて、かっこいいったらありゃしない。そんなこと出来るか! 私は崖っぷちでちまちまと自分を突き通してくれるナイフを磨いている。それはクロスのかたちをしている。
実際に毎日磨いているのは指輪で、いつも私はこうやって、何かの象徴にばかりすがって暮らしている。 生活の、やってくるサイクルだけが見える。
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