Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
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2002年12月08日(日) |
By The Light Of The Magical Moon / Tyrannosaurus Rex |
ロンドン最終日。寒い。
テンプル駅からコートルード美術館へ。あまりに寒いので室内にいたいだけの理由で美術館へ来た。美術館を含むロンドンの名所は、前回の一ヶ月間の滞在中にほぼ行き尽くしている。コートルードは数少ない残りのひとつだ。 ところがこれが結構良かった。フランス印象派を中心にあるわあるわ、マネ、モネ、ルノアール、ゴッホ、セザンヌ、コロー、ボナール、モジリアニ、ウィスラー、シスレー、マティス、ドガ、ピサロ、デュフィ、ゴーギャン、ロートレック、ピカソ、ルソー、etc... カンディンスキーだけの部屋もあり、自分が結構カンディンスキーを好きなことを知った。絵柄はミロやクレーを思わせるものから、レイモン・ペイネに似たものまで色々だが。
しかし実は私が一番気に入ったのが、"Landscape by Moonlight"という作品であった。題名通り、月明かりに照らされた風景。単純な作品だが、この色。戸外の風景がこういう色を出す時間はほんのひとときに限られている。水と木と荒野、月とそれにかかる雲。その絵の前に立っていると、自分の顔が月明かりに照らされているような気分になる。何だか見ているともう嬉しくて、30cmくらいの近さに顔を近づけて、にこにこしながら見ていた。その時たまたま部屋に誰もいなくて、思いっきり油断していたのだが、あとで柱の陰にしっかり監視員がいるのに気づいた。色んな意味で警戒されたかも。 ところでそれが結局誰の作品かというと。"Sir Peter Paul Rubens"──ルーベンスぅ? 私ルーベンスなんか好きだっけ? ふと見回せばそこはルーベンスの部屋。一周してみるがどの絵も全く心に響かない。うちの父が好きそうな宗教画ばかり。あらま。 しかしこういう単純な絵は、複製にするともうしょーもないだろうなと思っていたら、案の定であった。しょーもな、と思いながら絵葉書を買う。
寒いがやはり最後にもう一度カムデン・タウンに行っとこう。
改札を出たと同時にカムデンの駅が閉鎖。最後の最後までやってくれるなあ・・・ 寒いのでとにかくフラスクからジンを飲む。
サイバードッグという店に入る。ショップとカフェ。薄暗い中にスモークをたいて、ロックをがんがんにかけ、売っているものが全て蛍光塗料などで光っている。カフェの店員はそれこそサイバーという言葉にふさわしくて、ピアスだらけのモヒカンの女の子がメタリックシルバーの服を着て、踊りながら私のコーヒー入れたりする。見てたら案の定全部こぼしやがった。いちからやり直しね。
マーケットを回るが、とにかく寒い寒い。どうでもいいようなぼろいTシャツなど買う。
何しろ駅が閉鎖なので、バスでノッティング・ヒル・ゲートへ。バスで隣に座った黒人に電話番号を聞かれる。・・・最後の最後まで、、
今日はもう寒くてダメ。帰って荷造りする。
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