Jacarandaの日記
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2005年05月22日(日) マラウイの紅茶産業






私が赴任していた中央アフリカの小さな国、マラウイ共和国が、

品質の良い茶葉を生産していることは、

あまり日本では知られていません。

紅茶といえば、イギリスというほどに

有名なブランドがそろっていますが、

そのイギリス製の紅茶の原葉は、マラウイを始めとする

このアフリカからの輸入によるのです。

そんなマラウイ産の紅茶が、世界中の生産葉のうち、

一番品質が良いというイギリスの紅茶生産メーカーの

記事を見つけました。

( →右の写真は、マラウイの代表的な Thyolo のTea Plantation。
    後ろの山は、マラウイ最高峰の Mulanje山 )


英国の紅茶会社(Tetleyグループ)は、マラウイの茶の品質が世界の最上であると言います。 そして、そのために紅茶企業売上高を改善しています。 これは、2004年10月28日(火)で、水と衛生のプロジェクトの着手の間にこの調査結果が出ました。 Ken・Pringle氏(Tetleyグループの最高経営責任者= マラウイの茶の15パーセントを買っている会社。)は、「 マラウイ国の茶は、他の茶葉より特別の色および風味を持っているという点で、独特である。」と言いました。「 私たちは全世界のうち40ヶ国から茶を買います。しかし、マラウイ茶は最上です。また、私たちが他の国々の茶とマラウイの茶を混合する場合、総合して、茶の質が改善するため、英国(アメリカ)および世界中で、我々のブランドの紅茶販売量を向上させている。 」と旗発言しています。 
水および衛生プロジェクトは、6000万Kの予算で、資金は彼の会社によって1提供されています。それは3年間のプロジェクトで、マラウイの地方に住む人々の健康と生活改善を目指します。Pringle氏は、紅茶産業の利益だけの目的では、事業を営むことが十分ではないと言いました。
「私たちは、私たちの資源の最良の使用が茶エステイトを育てる中での人々を支援することが大切と考え、このプロジェクトの実施を決定しました。 」と彼が言いました。 「マラウイを無視することは、私たちにとっては非常に愚かなことになるだろう。」とも言いました。 Thyolo地区委員Mr.Charles Thomboziはその支援のことでTetleyグループを賞賛し、マラウイ国およびマラウィ人にまで利益を得ている。 また他の外国企業に影響を及ぼすことを期待すると言いました。 また、Thombozi氏は続けて、
「私たちはビジネスにおいて、それらの成功をもたらすのは、我々間雷雨人だ。したがって、私たちを親善大使にして、このプロジェクトの成功が良い例になり、他の企業家に伝えてください。」と言いました。プロジェクトは今年40の井戸を掘る計画です。我々は、援助として、技術サポート、設備、トレーニングおよびキャパシティー建物を提供するでしょう。

News source : nation Malawi online




マラウイでの茶葉生産の歴史

1878年に、イギリス・エディンバラの王立植物園からの茶種子が

マラウイで最初に植えられました。

現在マラウイの茶畑の広がる南部地方のMulanjeThyoloのお茶は、

南アフリカのナタールからの種子から広がったものです。


栽培位置

陸に囲まれたマラウイはマラウイ湖に接する高原を配して位置しています。

茶を育てることは、主としてシレ川高地のThyoloおよびMulanjeのまわりの遠い南部地域です。

主要な葉の採取季節は、10月から4月(それはマラウィ共和国の夏にあたります。)までの期間です。

豊富な雨がある限り、お茶の潅木は良く成長します。

( マラウイの雨季は、ちょうどその時期と重なります。)

オークションは週に一度その季節中にブランタイアで開催されます。

そして、マラウイ原産の茶の多くは流通ルートに乗ります。


生産規模

年間生産量       42,000 トン
輸出量         生産量の90%
世界の茶生産ランキング  15位


マラウイの茶葉生産量は、タバコについで2番目に大きな農産物です。

マラウイの茶は専門茶、それらの素晴らしい色および明るさ手段ほど有名ではありませんが、

それらは主要な英国の有名紅茶ブランドのお茶の葉に混ぜて使用されます。

記事ソース:Twinings
The British Tea Company


そんなわけで、私達が独自のマラウイブランドの紅茶にお目にかかることは、難しいのですが、

たまに日本の紅茶専門店で、取り扱っていたりしますので、是非探して飲んでみてください。

マラウイ滞在中は、こういった輸出用にもれた2級品の紅茶が、

スーパーやグロッサリーで安価で売られているので、

一般のマラウイ人も良くミルクティーにして飲んでいました。

イギリス植民地の影響もあってか、こういった「 アフタヌーン。ティー 」の習慣があって、

サーバントが焼いてくれたスコーンと一緒に飲むミルクティーの味は、格別でした。

のどかなマラウイと紅茶の香りは、今でもよき思い出です。




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