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初代管理者(AYA)
(沖縄県出身。 愛知県在住の医療従事者。 祖母は沖縄に伝わるユタ。)

【現在の管理者  杏珠】
AYAの直接の恩師

現在までに数え切れない程の様々な人の人生を良き流れに導いてきた霊能者。       

初代管理者の結婚・引退に伴い、その志を受け継いだ。
今までに鑑定した現代社会における悩み、霊的な相談等を
通し学んできた「気付き」を皆様へ心を込めて書き記した日記。             


2004年12月12日(日) 供養とは・・・その2

先日ダイアリーでお話を始めた『供養について』をご覧頂いて、
様々なお便りを頂きました。

一言に『供養』といっても、御自分でお考えになって実際にされてきた事が
ひょっとしたら、ご先祖様の供養になるどころか『足を引っ張っていたのかもしれない』と言った感じのお便りが多かったのが印象的です。


誤解されがちな事ですが・・・
『毎日お経をあげ、ご先祖様に感謝している』と仰る方々ですら、
お経を詠むことが直接の供養となると思っておられることが多いのです。

私たち在家の人間が詠む、お経に書かれている内容は・・・
お釈迦様が生きておられる時に、悩み苦しみながら生きている人間に対して『どの様に生きれば、苦しみをなくし幸せを感じる生き方が出来るのか』を説いた内容が殆どです。
ですから、『自分が良くなりたい・ご先祖様に助けて欲しい』と考えながら
お経を詠む事は、亡くなった方に対して本当の供養になるかどうか・・・
考えればわかるはずです。

例えば『般若心経』について本当はどのような意味を私たちに
教えるものなのか・・・を理解する事ができれば、自分の幸せを邪魔しているのは実は自分自身ということが解ってくるのではないでしょうか・・・

貴方のお経やお供え物が、亡くなった方に直接届くものではなく
仏前に座ったときに貴方が考える『想い』・・・
これこそが、亡くなった方の供養を後押しするか、
亡くなった方の足を引っ張るか・・・の鍵を握っているのです。

それに対して、僧侶の方々が御仏の御前であげるお経は・・・
御仏様に届くような内容(それに関するお作法や手法を伴った奉讃の意味があるもの)となっていますから、私たち在家の人間では到底本当の意味で供養をすることは困難でしょう・・・と先日お話したのです。

では、『供養』をどうすれば私たちが後押しできるのでしょうか・・・
という事を感じる方も多いでしょう。
私は皆様とのお便りのやり取りの中で何度かお伝えして参りましたが、
一日が終わりお休みなる前に・・・

『今日一日、自分が周りの方に対して行った言動や思いについて
正しかったかどうか省み、反省する事』

これはあくまでも反省し改善する為です。
反省すると自分が落ち込むから考えたくない等という方が居てびっくりした事がありますが、反省は自己否定とは全く別ものですから、意味を取り違えないように・・・

『今日一日、生きる事が出来たことに感謝する事』

これは、今こうして命があるのは何百年も前からのご先祖様が、誰一人として欠けていたら有り得ない事と気付き、まず感謝をする事を指します。

『毎日、明るく元気に過ごす事』

これは、毎日悩みや愚痴や不平不満ばかりを抱えていると、ご先祖様が貴方を気に掛けたり、心配し・・彼岸に渡ろうとする足を引っ張り邪魔をすることになってしまいますから、
貴方が自分の人生を一日一日を精一杯生きる事が大切だと言う事です。


私達が出来ることは以上のような一見、まわり道に見える事ですが・・・
これが一番の『供養の後押し』となるのです。

(この続きは次回お話いたしますね)


              杏珠


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