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●誰も知らない |
■ 2004年08月18日(水) |
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カンヌで賞を取っちゃった話題作を見てきちゃいました。 なぜかやってる映画館が少ないので、いつもは行かない渋谷まで足を伸ばしてみたものの。
な、なんなんだ、この混みようは!?
お昼頃の回を見ようと友達と行ったら、なんとお昼もその次も立ち見含めて満席だと。 しょぼーん(´・ω・`)としながら、じゃあもう一個やってる方へ行ってみようと電車に乗って移動。 有楽町まで行ったものの、やっぱり夜の回まで満席で、現在夜の回の受付中だとか。 しょうがないので19時の回のチケットを買って、炎天下外へ。 カラオケに入ってたっぷり時間を潰した。
さいわい、待った甲斐もあって座って見られた。 それでも満席。カンヌ効果恐るべし。
内容は、すごく物悲しい話だった。柳楽君はとてもかわいかった。 ↓以下ネタばれ(反転すると読めます)
最初から最後まで物悲しい雰囲気に包まれた、純文学のような匂いのする映画だと思った。 奔放(身勝手ともいえる)な母親が嫌いになれず、親の違う兄弟たちも捨てられない、けれど普通の子供と同じく遊びたい。 親がして当たり前のこと(家賃や光熱費のこと)がなされず、必死に生きていく姿はなんとも痛々しい。 こんなふうに生きることを選ぶ子供たちもいるかもしれない。 そういうことが伝えたいのかなーと思いながら見てた。 コンビニがあるから生きていくことはできるだろうけれど、水道や電気が止まった時点で、大家が何らかのアクションを起こさないかな、普通。 なんともまぁ、暗い話だった。おもしろかったけれど。
途中、主人公の明がパチンコ屋にいくシーンがあるけれど、そこには車の中に置き去りにされている子供がいた。 すごいリアルで、そのシーンは無性に悲しかった。
あと、兄弟たちの他にもう一人、高校生くらいの女の子が出てくるけれど、彼女と明が並んでいる姿はちょっと萌え。 男の子の方が背が小さいってのは、ICOを思い出してしまう(笑)。
あとラスト、あれからあの子たちはどうするんだろうとなんだか消化不良気味に終わってしまった。 母親は戻ってくるだろうか、戻ってきたとき、子供の一人がいないことにどう思うのか。 学校へ行っていない子供たちが、将来どんな扱いを受けるのか、どんな未来を選ぶのか。 でも、考えれば考えるほど辛いだけだから、もうやめよ…(苦笑)。
↑ここまで
あと、昨日受けた仮免試験の結果が出た。 無事に合格。あ〜よかった。
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