後悔しない自分のために
もも



 朝はいつも

ワタシの携帯アラームの音で目覚める。


6時だよ。


というと、Kさんは慌ててた。
やっぱり、早朝のうちに、家に帰って、着替えて出勤するつもりだったみたい。
でも、結局、アラームもせずに寝てしまったのね。


ももさんは、どうするの?


って聞かれたので、


ワタシは、家が遠いし、このまま出勤する


って答えたら


じゃあ、ぎりぎりまで寝てたらいいよ


と言って、帰り支度を始めた。


スーツとコートを身に着けたKさんは、すっかり会社のKさん。
二人でいるときの笑顔や、抱きしめてくれるときのKさんとは違う人だ。


ワタシはまだ半分寝ぼけつつ、いつも、朝はこうだからなあと寂しく思う。
いつも、ワタシは、もうこういうことはあるかもしれないし、二度とないかも・・
と思いながら会うのだけど、
そんな思いを込めた朝の別れのキスはKさんには伝わってないよね。


Kさんを送り出して、一人でめざましテレビを見ながらゴロゴロすごす。


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なんだか寂しい。

2004年12月17日(金)
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