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■ 朝はいつも
ワタシの携帯アラームの音で目覚める。
6時だよ。
というと、Kさんは慌ててた。 やっぱり、早朝のうちに、家に帰って、着替えて出勤するつもりだったみたい。 でも、結局、アラームもせずに寝てしまったのね。
ももさんは、どうするの?
って聞かれたので、
ワタシは、家が遠いし、このまま出勤する
って答えたら
じゃあ、ぎりぎりまで寝てたらいいよ
と言って、帰り支度を始めた。
スーツとコートを身に着けたKさんは、すっかり会社のKさん。 二人でいるときの笑顔や、抱きしめてくれるときのKさんとは違う人だ。
ワタシはまだ半分寝ぼけつつ、いつも、朝はこうだからなあと寂しく思う。 いつも、ワタシは、もうこういうことはあるかもしれないし、二度とないかも・・ と思いながら会うのだけど、 そんな思いを込めた朝の別れのキスはKさんには伝わってないよね。
Kさんを送り出して、一人でめざましテレビを見ながらゴロゴロすごす。
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