ぶらんこ
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2004年11月14日(日) なんでもない日

今日はわたしの誕生日だった。
39歳。
さんきゅー!(と、これは友人からのお祝いの言葉より引用)


誕生日の少し前に辛いことがあった。
なんとも弱っちぃことに、食事が出来なくなるほどだった。
とはいえ、人というものはちゃんと「生きる」ように出来ている。
食欲はなくてもお腹は空くし、意識さえすれば食べられる。
ただ、そのような食事はやはり栄養にはならないようで、一昨日に体重を測ったら案の定、痩せていた。
がっかりだ。

でも、最近は、美味しいと感じながら食事をいただいているし、そのことを自分自身、喜んでもいる。
ちいさなことだけれど、大事なことだと思うし。。。
もう少し体重が増えるよう、美味しいお料理をたんまりつくり、味わいながらいただきたいなぁ、と思う。



今年は・・・・
今年は、早く誕生日が過ぎてしまえばいいなぁ。。。と思っていた。
そうして、なんでもない日を迎えたかった。



友人に言われてあらためて思ったのだけれど、わたしにとって「誕生日」という日は特別らしい。
その歳になってそらないでしょう。と、言われるかもしれない。
自分自身にもそう言ってやりたいくらいだ。
「そらないでしょう!」

だけど、正直に告白してしまうと、本当に、情けないくらいに、「特別」なのだ。
どうしてなのかわからない。きっと心が成熟していないせいだろう。
自分でも呆れてしまう。


よく、「自分の誕生日を忘れてた。。。」と言う人がいる。
そんなときわたしは「えーーーー信じられない。。。」と驚きながら、内心は「かっこいいなぁ。。。」と憧れている。
本当に「特別でもなんでもない日」なのだろう、その人にとって。
それってすごいことだなぁ・・・と心から思う。
わたしもいつかそうなりたいなぁ、と思い、でもきっと無理だろうな、とも思う。



真夜中に目が醒め、喉がとても渇いていたので、起き出してお水を飲んだ。
時計を見ると既に2時近かった。
誕生日おめでとう。。。と、自分自身を祝福した。
それから、こうして素直な気持ちになれたことに、心から感謝した。
朝になると、雨が降っていた。
こころの英検2次試験に付き合い、鹿児島市内まで行った。
こころがしきりに、「マミィのバースデイなのに、ごめんね。。。」と言っていた。
1次試験は先月のある土曜日の午後からだったし2次は日曜日で休み返上なのだから、こころこそ気の毒というものだ。
帰り道、本屋さんに立ち寄った。
自分へのお祝いに本を2冊買った。
夕方からまた雨が降り出した。夜になって雷まで鳴り出した。
食事をし、お風呂に入り、映画を見た。
今日は特別に、こころも遅くまで起きて一緒に見た。

これが今日のおもな出来事。


明日からはUNBIRTHDAYSだ。
「なんでもない日」の『特別』を祝福するような、そんな心でいたいなぁと思う。


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