ぶらんこ
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2004年11月06日(土) 変化

こんな言葉を見つけた。
 
 ・・・

 私はうなずいた。
 “母が灯台としてあまりにこうこうと明るすぎるから、
 通りかかる船はみな混乱し、さまざまに奇妙な運命が寄ってきてしまう”
 というのを直感的に知っていた。
 ある種の魅力は、その存在のエネルギー自体がただひたすらに変化を求めるのだと思う。
 そのことに母はうすうす気づいていて、傷ついている。
 だから、言葉にしない。

                                  『アムリタ』 吉本ばなな

 ・・・

心に強く残った。

わたしは、過去にそのようなことを言われたことがある。
何人かの人に。
自分のことをそう思っているわけではないけれど。
だから傷ついてもいないのだけれど。


こうこうと光る灯台。
くるくるとまわる光。




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