ぶらんこ
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2004年09月11日(土) 錬金術師

錬金術。

『黄金をつくり出す技術の追究を中心とし、不老長寿の霊薬の調合と重なり合う中で、
広く物質の化学的変化を対象とするに至った古代・中世における一種の自然学。
中国・インド・アラビア・西欧など、それぞれに宗教・哲学と結びつき固有の内容をもつ。
中世ヨーロッパでは、アラビアで体系化されたものが精緻化され、
種々の金属の精製や蒸留・昇華法など化学的な知識の蓄積を見、近代化学の前史的段階をなした。』(goo辞書より)

錬金術とは、簡単に言えば鉛を金に換えること=物質の組成を換えること。
錬金術師は、その方法を学ぶなかで(「賢者の石」という存在もあるようだが)、物質の変換の「真の意味」を見出す。
のではないかなぁ・・・と、いうのが、わたし個人の考え。


『鋼の錬金術師』というアニメがある。
初めてこのアニメを見たときは、驚いた。
悲しい場面が多い。
怖ろしい場面もある。
常に破壊が伴う。
死んだり、殺されたりする。
壊され、そして、創られる。
これらを、子どもたちがどのように受け取るのかは、わからない。
ただ、このようなアニメが存在すること自体に、世界がどこかに向かっているようにも思う。
そしてその向かう方向は、間違ってはいないように思う。



September 11th.
あれから3年だ。

世界はどう変わったのだろう。。。
マイケル・ムーア監督の映画「華氏911」が話題を呼んでいる。
この映画は、観るのならこころと一緒にと決めてある。
たぶん非常に偏った作品なのだろうと思うのだけれど、それでも観に行くつもりだ。
今、世界が動いているように思うから。



あの日から、わたしの中で何かが変わったように思う。
壊され、生まれたものがあるように思う。
それはただのちいさな石なのかもしれない。
まだまだ磨かれなくてはならない、なんでもない石なのだろうと思う。
そして、その方法をよく知らないでいる。
だから困ったり、持っているのが辛くなったり悲しくなったりする。

でも、投げ捨てようとは思わない。
何かに換わるような予感がするし、何かに換えるのは自分自身だと知っているから。なのかも。


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