ぶらんこ
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こころがまだ小さかった頃、わたしはよく彼女に「素敵なLadyになりたいでしょ」という言い方をした。 彼女の頭のなかでは、わかりやすいところで、CinderellaやSnowWhiteといった美女たちが微笑んでいたことだろう。 その言葉は、ミラクル・マジックのように、素晴らしい効力を発揮した。 素敵なLadyになるべく、彼女はマミィの言うことをきちんと聞いたものだ。 (どんな内容だったか、もう覚えてはいないのだけれど)
今になって、「Lady」ではなく「人間」と言い換えても良かったなぁ。。。と、思ったりする。 でも、当時、意識的にはそういう意味で使っていたような気もするし、 そこのところは、彼女にもちゃんと伝わっていた、と、信じてもいる。
ずっと以前に読んだことがあるのだけれど、 シュタイナー教育では、 「男だから」とか「女だから」という考えを持たず、 誰もが(その性別に関係なく)働くことを目指している、ということだった。 それは絶対的な思想というものではなく、たぶん個々の「意識」の持ち方を示していたのだろうと思う。
男性と女性は違う。 それぞれの役割もあると思う。 そして、男性らしさや女性らしさ、といったものも、大切にしたいと思う。
でも、もっと高い視点から世界を見ることが出来ると思うし、そうありたいと、わたしは願う。 「男」や「女」という区別なく、「ひと」として、目指すもの。 「魂」と言ってもいいのかもしれないなぁ・・・。
台風接近に伴い、雨風がひどくなってきた。 軒下の物干し竿を下ろし、はしごを倉庫へ片付け、自転車や植物たちを家の中へと移動させた。 そして、雨に濡れながらも、なかなかこういう作業が板についてきたなぁ・・・と、感慨深く思う。 女だから出来ない。なんてことは、ないのだ。
それでも、やっぱり、ど〜〜〜〜うしても ペッパー・ミルの蓋を開けることが今夜も出来なかった。。。
そして、 こんなとき男だったら・・・と、思ってしまう、へなちょこな自分も 相変わらず、いる。笑
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