ぶらんこ
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2004年09月05日(日) 男とか女とか

こころがまだ小さかった頃、わたしはよく彼女に「素敵なLadyになりたいでしょ」という言い方をした。
彼女の頭のなかでは、わかりやすいところで、CinderellaやSnowWhiteといった美女たちが微笑んでいたことだろう。
その言葉は、ミラクル・マジックのように、素晴らしい効力を発揮した。
素敵なLadyになるべく、彼女はマミィの言うことをきちんと聞いたものだ。
(どんな内容だったか、もう覚えてはいないのだけれど)


今になって、「Lady」ではなく「人間」と言い換えても良かったなぁ。。。と、思ったりする。
でも、当時、意識的にはそういう意味で使っていたような気もするし、
そこのところは、彼女にもちゃんと伝わっていた、と、信じてもいる。



ずっと以前に読んだことがあるのだけれど、
シュタイナー教育では、
「男だから」とか「女だから」という考えを持たず、
誰もが(その性別に関係なく)働くことを目指している、ということだった。
それは絶対的な思想というものではなく、たぶん個々の「意識」の持ち方を示していたのだろうと思う。


男性と女性は違う。
それぞれの役割もあると思う。
そして、男性らしさや女性らしさ、といったものも、大切にしたいと思う。

でも、もっと高い視点から世界を見ることが出来ると思うし、そうありたいと、わたしは願う。
「男」や「女」という区別なく、「ひと」として、目指すもの。
「魂」と言ってもいいのかもしれないなぁ・・・。




台風接近に伴い、雨風がひどくなってきた。
軒下の物干し竿を下ろし、はしごを倉庫へ片付け、自転車や植物たちを家の中へと移動させた。
そして、雨に濡れながらも、なかなかこういう作業が板についてきたなぁ・・・と、感慨深く思う。
女だから出来ない。なんてことは、ないのだ。



それでも、やっぱり、ど〜〜〜〜うしても
ペッパー・ミルの蓋を開けることが今夜も出来なかった。。。

そして、
こんなとき男だったら・・・と、思ってしまう、へなちょこな自分も
相変わらず、いる。笑


marcellino |mail