口にするのはヨーグルト 流石に風邪も治らない
ざらざらと流し込むように飲んだ錠剤は 下し切れない苦味を残し 未だ残る不快感は 風邪薬でさえ、飲むことを躊躇ってしまう 自分でしておいて、何て馬鹿なこと。
食べたかったパスタも食べたくなくて 大好きな果物も 余り口にしたくなくて 只ひたすら 真っ白な流動食の様な食べ物を 考え事さえせずに食べ続けるのです。
何処か病んでいませうか。
降下の一途を辿る私の体温は 私の不調を表すバロメーター 34度を切る頃には 不調は病となり、不安は恐怖と為る。 此の侭、降下し続けたら死ねるのでしょう。 其れは前々からの、決して叶う事のない微かな期待。 けれど33度を切ることは無く 其処からじわじわと発熱。 現在、38.5度。 此れなら風邪と云ってオカシクないでしょう?
病気の時は人恋しく、と聴きますが 逆に私には煩わしく いいえ、きっと恋しいのでしょうけれど 放って置いてと叫ぶのです。
矢張り病んでいませうか。
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