* Droppingwell *
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2005年10月11日(火) |
レザールージュ、タメルザ峡谷、砂漠 |
朝早く起きて、ホテルで日の出を見た。
内陸の朝はひんやりとしている。
このホテルで、成田からチュニスまで同じ飛行機だった日本人のツアー客と会う。チュニジア滞在中、他に日本人に会うことはなかった。
さて今日は鉄道の駅まで行き、「レザールージュ(赤いトカゲ)」という観光列車に乗る。フランス統治時代に実際に使われていた車両で、レトロな雰囲気。銃を携帯した軍人も同乗している。私たちは護衛されているというわけだ。 はじめはなだらかな山が続いたが次第に切り立った岩山の風景に変わっていく。トンネルを抜けると目の前に絶景が待っており、そこで列車は停止して写真タイムになる。
列車の速度はゆっくりで、連結部に立って風を受けるのが気持ちよかった。
往復して戻ってくると、車に乗り換えてタメルザ峡谷へドライブ。 このあたりは「イングリッシュ・ペイシェント」のロケに使われた土地です。アルジェリア国境まで1キロのミデスという村で、グランドキャニオンのような渓谷を見学する。地層がとてもきれいだ。谷底は深く、足がすくむ。
タメルザ・パレスというホテルでランチになった。このホテルは周囲の景色に溶け込むようなつくりで、内装もとてもお洒落。さきほどの列車に一緒に乗っていた人たちとここでまた会ったりする。この辺りは皆同じようなコースで回っているのだ。 この後オアシスの村シェビカ(ナツメヤシの植わった岩場の遊歩道を歩いていると、テーマパークにいるかような感覚になる)や滝のあるタメルザを見てまわった。
車は峡谷を抜け、昨日とはまた別の塩湖が広がる中を走る。と、舗装された道路からはずれて突然塩湖の中へ入っていった。ここはパリダカのコースになっているとのこと。4WDの本領発揮である。白っぽい大地から、次第に砂漠の景色へと変化していき、ラクダ岩を見たり急な坂をジェットコースターのようにくだったり。 途中車から降りて砂漠の上に立つと、そこは完全な静寂に包まれていた。地球とは別のどこか遠い宇宙の星の上にぽつんと立っているような、そんな感じがした。
さてさてまたしばらく走ると現れたのが「スターウォーズ」のセット。ファンにはたまらないでしょう。砂漠の真ん中に突如出現するこの光景は、とても不思議です。
ラクダの群れに遭遇しながら砂漠を抜け、今夜もトズール泊。
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