* Droppingwell *

       DiaryINDEX前へ↓次へ↑



2005年10月10日(月) エル・ジェム、マトマタ、ドゥーズ、ショット・エル・ジェリド

今日は南へ向かう。オリーブ畑の中を走り、見えてきたのはエル・ジェムの円形競技場で、ローマの遺跡。周りをぐるりと歩いてみた。土産物屋が並ぶ一角で、モザイクの壁掛けのようなものが目に付いたので値段交渉してみた。25ディナール(1ディナール=85円くらい)というのを、2個で20ディナールまで値切ってM子と1個ずつにする。




さらに南下すると、しだいにオリーブ畑も消えて緑が少なくなり、荒涼とした岩山のような光景が続く。到着したのはマトマタというベルベル人の村。穴居住宅の見学をする。地面に穴を掘り、さらに横穴を掘って部屋を作った住居で、窓はないけれど壁が白くてけっこう明るく、そして涼しい。ここでパンと紅茶をいただく。



チュニジアの観光地はどこもヨーロッパ人が多く、しかも団体で大型バスで押し寄せている。
ランチは、穴居住宅のひとつを改装したホテルにて、ラムのクスクスなど。このホテルは「スターウォーズ」の撮影にも使われたとのことで、ポスターなどが貼られていた。


ここから西に向かって、サハラ砂漠の入り口となる町、ドゥーズへ到着。ナツメヤシのオアシスもある。ラクダステーションへ連れて行かれ、ラクダに乗って砂漠ごっこをする。1時間くらいラクダに揺られ、けっこう楽しかったかも。




さて、陽も傾いてきた。ランドクルーザーは速度を上げ、ショット・エル・ジェリドを目指す。そこはチュニジア最大の塩湖。観賞スポットに着くと、ちょうど落日の瞬間を目にすることができた。そして見上げると上弦の月が光り、塩の大地が広がる光景はなんとも幻想的だった。



そこでガイドさん、やにわに食物を取り出す。そう、今はラマダン中で、イスラム教徒は日の上がっている時間は飲食ができないのであり、日の落ちたことを確認したこの瞬間から解禁というわけ。パン、ナツメヤシの実、ぶどう、梨などが次々と出てきて、私たちにも分けてくれる。ナツメヤシは甘くてわりとこってりとした味だった。
トズール泊。


かほ |MAIL