聞いてはいけなかったこと - 2004年09月13日(月) ふれてはいけないこと・・ 聞いてはいけないこと・・ なのに不安で不安で仕方なくて きのう思い切って聞いてみた・・ 「もし私が子供を置いて二人で何処かへ行きたいって言ったらどうする?」 当たり前だと思う そんな事今の状況で現実的に考えられるわけがない・・ 全く無意味な質問だなって思った たとえ子供を置いてまで一緒になったとして それで本当に幸せになれるかどうかなんて 私だって自信がないのだから それでも聞いてみたかった 心のどこかで 「もしそう出来るなら、すっと一緒に居たい・・ 二人で何処かへ行きたい」 多分そう言ってもらいたかっただけ・・ やけくそで私が一番聞きたくない質問までしてしまった 「やっぱり子供欲しい?」 「うん・・欲しいよ」 当たり前のこと・・ でもショックだった 私はもう彼の子供は生めない 五年間は子供をつくれないし それからだともう年齢的に無理・・ でもたしかにいた 一年前、あなたの子供がいた あの子が私にとっては最後の子だった いくら後悔してもしきれない あのときはどうしようもなかったけれど 未だに諦めきれない自分がいる 彼の答えは正直な気持ちだと思う 「欲しいけど りんごと一緒にいられるならそれでいい」 そういってもらいたかっただけ・・ 現実にならなくても ただその言葉が欲しかっただけな様な気がする それだけでまた頑張れるような気がしたから・・ 「子供が欲しいっていうことは私とはダメだっていうことだよね」 「まだそこまで割り切れない・・」 彼はそう言った 私は彼の気持ちが良く分かった だって私だって同じだから 私だって割り切れていない 私だって今子供と離れることなんてできないだろうし 彼の子供を生んであげられないのに 一緒になんてなれないって思ってる みんなみんな 分かってる でも好きで 好きでどうしようもない この先決して一緒になる事ができないって決まっているなら 早く別れたれた方がいい いつかくる別れの日まで一緒に居られればいいなんて やっぱり心からそう思えない 一緒に居ればもっともっと好きになるから もっともっと一緒にいたくなっちゃうから もし私でなければ 彼は普通に結婚して 子供も持って 普通の家庭を築ける・・ そう思うとほんとに辛い・・ 一緒にいるのが辛い・・ 彼もきっとわかっているはず・・ なのにお互いはなれられない どうすればいいのかほんとにわからなくなる せめて病気にさえならなければ・・ いくら考えても いくら泣いても あの子は戻ってこないし もう子供は生めない 癌じゃなかった頃には戻れない これから先 何に希望をもてばいいいんだろう 好きで 好きで 好きで・・ ただずっと一緒にいたいだけなのに どうしてそれすら叶わないの? -
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