伊豆で数年ぶりに会った先輩は、仙台生まれの伊坂幸太郎似。半地元の山形で就職したからなのか、見事に何も変わっていませんでした。 そんな先輩が学生時代好きだったのが「シブヤ系うらりんご」…ならぬシブヤ系。カジヒデキLOVE。 東急本店通りからぐるり(濁ったオルタナティブロック)まわって表参道まで歩いていると、ふと「渋谷系文学」という言葉が思い浮かぶ。何がどうなると渋谷系文学になるのかはわからないのだけど。
とにかくハズレだらけの一日。サイン会の整理券をもらいに行こうとしたら既に捌けてるし。なのに当日券を温存する理由がわからん。しかも予定数の3分の1も。捌けるの早すぎ…とか思ったら2冊同時刊行=一人あたり整理券2枚。そら、捌けるわ。
というわけで昨日買った文學界を手に電車に乗り込み渋谷へ。 結局のところ家で残り読んで無事「秋人の不在」終わり。 …うーん、誰に向けた小説だ? いや、誤解しないで頂きたい。出来映えの巧拙でそんなことを言いたいのじゃなくて。 地名がばんばん出てくる。しかもうちの近め。出てきた地名から同じ高校に通う人は数えるのが面倒なくらい。 だからなのか、小説全部読まなくても空気が伝わる。母親には最後の1ページだけ見せたにもかかわらずそこだけで納得されてしまったのでした。
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