表と裏
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2004年08月09日(月)    タイムリミット

あと、別れのリミットまで2時間30分。

駅構内になるカフェで話した。

今考えても笑えるが、こんなに話すことがよくあるなと思うくらい・・・。

その間に、私の携帯には、何度となくダンナからのメールと電話が入る。


「心配性やねん、ダンナ」
「愛されてるなぁ。悔しいけど・・・」


本当なら、電源も切ってしまっていたい。

そうなると疑われる可能性がある。

それだけはいやだ。

ずるいけど、このままこの状態で、彼とつながっていくことが、私の願い・・・。

お互い、失うことのできない大切なものがある限り、

その大切なものを失ってもかまわないとお互いが思えるまで、

最後の一歩を踏み出すことはできない。





2時間30分なんてあっという間で・・・。

彼は私を見送ってから、バス乗り場に向かうという。

改札口前の柱のそばで、手を握ったまま、

見つめあうことしかできなかった。

本当はキスしたい・・・。

ココがまったく知らない土地なら、できていたかも。

私にとっては、実家から近く、まだたくさん知り合いがいる土地。

誰が見ているか分らないという気持ちで、

それだけはできなかった。

そして、タイムリミット。

私は改札を通り、何本もあるホームの3番ホームに上がる階段に向かった。

振り返ると、彼は最後まで見送ってくれた。

チャットの別れ際と同じように・・・。



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