表と裏
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2004年06月26日(土)    

お互いあったこともない、
多少のことは知りえるけど、

それも本当だか分らない。

たった一週間で、恋に落ちた。

私はきっと愚か者だ。

そして、許されることはないかもしれない。

いや、許されない。

私が、今まで1番イヤだと思ったことをしようとしているのだから…。




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彼はどこまで本当のことを言っているの?

半分も言っていないかもしれない。

ただ、気持ちだけは本当だと信じたい。

ただ、信じることしかできない。


疑ってばかりでごめんね。



この年になっても、
やっぱり恋愛の始まりは初恋のよう。


***********************************************



9時すぎにやってきた彼。

やってしまった・・・。



思いをぶつけた。
この悶々としている気持ちを。




「私はあなたのことを何も知らない!」




「ここままであなたに会うことはできない」





「コレが本当の気持ち」




「疑ってごめんね」






「分った、名前と携帯番号おしえる」






ウソ!驚いた!





「あう前に教えてくれたらいいよ。」




「ただ、気持ちは本当だと理解しているけど、
正直な所、何も知らないままで会うなんて、できないよ」




「うん、分った。」




「ごめんね、疑って」




「ううん、慎重なMが好きだから、そのままでいていいと思うよ。」




「ありがとう」




そして、私は自分の携帯番号をメッセに託した。

「携帯のメルアドは先に入れてもらったから、
今度は私が番号入れるね。」


「**********」


「じゃ、・・・・・・・・・・」



そして、お互い登録した。




「今、後ろに誰かいる?」




「誰もいないよ」




「じゃ、ワン切りでかけてもいい?」




「バイブだから大丈夫。」




そのあと、私の手の中で、携帯小刻みにふるえた。


「かかってきた!」



「そうか、少し距離が縮まったね。」




「うん」




「本名も言っとくわ」




「○○○○」




「うん、ありがとう」




「じゃ、私も××××」




もう、私の中の迷いと悶々とした気持ちはすっきりと晴れていた。



そして彼は一言
「初恋の人とおんなじ名前」



「えっ、そうなの?」




彼の初恋の相手と漢字は違うが、同じ名前なのだそう。


ふ〜〜ん、なんだかうれしい。



*****************************************


もう、私の気持ちは彼へと向かっている。




でも、家族は、家族には迷惑はかけられない。




どうすればいい、この気持ち。



もちろん家庭を捨てて、彼と・・・なんて考えられない。
そしてありえない・・・。


割り切り??



ちがう、本気だ。




マジで、彼を愛し始めていた。







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