表と裏
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2004年06月21日(月)    

初めて話したのが、金曜の夜。

それに気が付いたのは、日曜日の朝。

多分彼も同じ気持ちだったのかもしれない・・・。




日曜日の朝、そこに彼はまたいたのだ。

日曜日の朝のチャットでも公開チャットにもかかわらず、2ショ状態。



「2ショ状態ですね」
「大人数のチャット苦手なんですよね」

「そうそう、苦手」

「今晩も来られますか?」
「2ショだと邪魔が入りませんよ(笑)」

探りを入れてみた。

「良いよ!」

「じゃ、ここで待ち合わせして行きますか?」

「OK!」

誘わない彼にしびれを切らして、私から誘った。








夜、彼は来た。

そして2ショへ・・・。

「コレで邪魔されませんよ(笑)」

「そうだね」









楽しい時間だけが過ぎていく。

たわいもない話をした。






でもその文面には
お互いが、お互いを求めている言葉が散乱していた。


そして彼が言った。




「会いたい」




お互いが感じていること。

この言葉が出るまで3日間、家族の誰よりも話していたのだ。

でも私にしても、彼にしても、
家族が大切で、その家族を犠牲にして流されるようなことは出来ないとを
すでに話していたのに。
そういう彼だから安心して話していたのに。








でも、うれしかった。
同じ気持ちだったから。



今すぐにはお互い合えない位置。

それもよかったのかもしれない。

すぐに移動できない、それがブレーキをかけている。


話すことはやめなかった。
そして、翌日も話すことにした。

なんな事件が起ころうとしていることなんて、
まったく予想もしていなかった。



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