スイス日記
もくじ|カコ|ミライ
2004年08月26日(木) |
超簡単・あやしいフランス語講座〜サバイバル編〜 |
ほんとは、フランス語会話、習いに行きたかったんですよー。 例のミグロの学校に。 でも、ボンジュールしか言えない超初心者は水曜の4時からっていうコースしかなくて、うちのボスの許可が得られなかったんです・・・他のボスのところの日本人はみーんな通ってるのに!!
大体、ボス自体、スイス人のくせにフランス語あんまりしゃべれないんですよ。 まあ、彼、何語しゃべっても言ってることわからないんですが。
いっつも突然、突拍子もないことをいってきて、しかも、あのあのあれどうなった?みたいな話し方なんですよ!! あれって何?って感じですよ。こっちとしては。
でも、もしそこで私が、え?あれって何?みたいに聞き返すと、彼は必ず、お前はまだ英語も理解できないのかー!!ってすっごい嫌な顔するんですよ。
ところが、これをフランス語で若い秘書さんとかにやると、 は?あなたのフランス語全然理解できないわ。 と、一瞬のうちに撃退(笑) そしたら、すごすご、なんか言い方変えてるの。笑えるー。
と、残念ながら、ここに1年以上住んでいながら、私はぜーんぜんフランス語が話せません。で、困るのが、職場のカフェ(社員食堂)なんです。
シェフにこれとこれとこれちょうだい(メイン1品と付け合わせ2品)って注文して、お皿に入れてもらうっていう方式なんですよ。ところが、もちろんメニューはフランス語、みーんな英語を話せない、大体、フランス料理、肉の種類がめちゃめちゃ多いので、一体何食べさせられるのか全然わからない。
そうです、そうやって、食べ物の名前だけ覚えた人がここにいるわけです。
もう、今では注文はばっちり!フランス語。
ある時なんか、注文を滞りなく終えた後、シェフがなんかべらべらべらってフランス語でしゃべってきたんですよ。 でも、全然わからない。 そしたら、フレッドがそれをみて大笑い。 なんか、フランス語、もう、しゃべれるね!みたいなこと言われてたようです。 ごめんよー、食べ物しかわかんないんだよー。
では、フランス語でのレストランの注文の仕方行きましょう! まずは、とりあえずボンジュールって笑顔で。
もし、 サバ?ってきかれたら、サバサバサバビアンっていいましょう。 サバ?って元気?っていう意味です。で、うん、元気元気超元気っていう感じですね。 そう、ここではみんなサバサバ言ってます。
その後、いよいよ注文です。 大事な言葉は、シルブプレです。これ、プリーズのことです。(書く時は、SVPって書くんですよ。ASAPみたいでちょっとかっこいいです。)
ブーフ シルブプレ←牛肉ちょうだい ポーク シルブプレ←豚ちょうだい プレ シルブプレ←鶏ちょうだい カナード シルブプレ←七面鳥ちょうだい ポワッソン シルブプレ←魚ちょうだい アニョー シルブプレ←子羊ちょうだい
リ シルブプレ←ごはんちょうだい パ シルブプレ←パスタちょうだい
レギューム シルブプレ←野菜のゆでたやつちょうだい ラタトウーユ シルブプレ←野菜のトマト煮ちょうだい エピナ シルブプレ←ほうれん草ちょうだい ポムフリ シルブプレ←フライドポテトちょうだい
おわかりですね! そうです、料理名とか全然わからないので、材料だけをひたすら言うんです。 これこそ、サバイバル!!
で、最後は、シェフがボナペティー って言ってくれるので、メッシー、にこ!でおわり。
この、ボナペティーってボンとアペタイト(食欲)がくっついた言葉で、よい食欲をという意味です。これ、ご飯食べようとしている人に掛ける言葉なんです。(たまに、日本語でなんて言うの?ってきかれて、めちゃめちゃ困るんですけど・・・。日本では食べる人が自分でいただきますって言うのとかって説明してます。)
で、ここまで読んだ人はもうおわかりですね!
|